ピンク・フロイド「リック無しでライブは不可能」

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間もなくニュー・アルバム『永遠(TOWA) /THE ENDLESS RIVER』をリリースするピンク・フロイドのニック・メイスン(Dr)が、新作やツアーの可能性について語った。

◆ピンク・フロイド画像

水曜日(10月22日)ロンドンで開かれた<Q Awards 2014>に出席したメイスンは、音楽サイトGigwiseにこう話した。「まず最初に言っておかなきゃいけないのは、ニュー・アルバムの多くはもともと20年前にスタートしたものだ」「僕らは『Division Bell』をダブル・アルバムにしようって考えてた。半分がソングで半分がアンビエントのね。これは、そのアンビエントのほうをもとにいろいろと加えたものだ。ある意味、オールド・ピンク・フロイドだよ。ニュー・ピンク・フロイドというよりね。だから…、画期的ってわけじゃない。でも、違いがあると僕は思うね」

そして、ライブの可能性を問われると、こう答えた。「ライブでプレイできたら面白いと思うよ。でも、ちゃんとしたツアーには適さない。そこが困ったとこなんだけど、クラブ…、1967年にプレイしたUFOみたいなクラブならいいんじゃないかな。間違いなくスタジアムでやるようなものじゃない。それに、リック無しでは多分、不可能だ。プレイするのが不可能なんだよ。あの多くはその場でアレンジしていくタイプのものだから、もし、もう一度プレイしたとしてもアルバム通りにはプレイしたくないと思う。同じテンポやメロディ・ラインで始めるにしてもね…。練習してプレイするようなものじゃないんだよ」

メイスンは、ツアーは「ないと思う」と繰り返した。

ピンク・フロイドの20年ぶりの新作『永遠(TOWA)/THE ENDLESS RIVER』は日本で11月12日にリリースされる。

水曜日に行われた<Q Awards>で、ピンク・フロイドは『狂気 /THE DARK SIDE OF THE MOON』(1973年)でクラシック・アルバム賞を受賞した。

Ako Suzuki
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