【インタビュー】fhana、今の自分達がイメージする2014年の90年代J-POP「星屑のインターリュード」

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■雑食なところから生まれたのが1つの曲になってfhanaの音になっていく
■その混ざり具合がfhanaらしいって言えるモノになったんじゃないかな


──カップリングの「ソライロピクチャー」はwagaくん作曲ですが。

yuxuki waga:この曲は、「星屑のインターリュード」と対極な曲にしようっていうところから曲作りを始めたんです。「星屑のインターリュード」が古今東西ダンスミュージックだとしたら、「ソライロピクチャー」はシンプルなバンドサウンドがいいなと思って。まったく違うタイプの2曲が1枚のシングルに入った方がおもしろさもあるし。特に難しいことはやっていないんだけど、ライヴで無条件に誰もがノレるっていう。そういう曲っていいなって思ったんです。それは、実際今年の夏にライヴをやって感じたことでもあったので、そんなライヴ経験も活かして「ソライロピクチャー」を作ったんです。

──まったく違う色の2曲ではあるけど、「ソライロピクチャー」のイントロは映像的な印象でもあるから、「星屑のインターリュード」からの流れはすごく綺麗だし自然だよね。

yuxuki waga:まさに。そこは狙ったところだったんです!

──なるほど。だって、そこからエモーショナルなロックに繋がっていくとは想像が付かなかったからね。意外な展開だった。

yuxuki waga:おっ。良かった! まさに狙いどおりです!

佐藤純一:たしかに。イントロのイメージと中身はちょっと印象違うからね。個人的に、最初にこの曲を聴いたときは、“おっ。また随分とエモイ曲持ってきたね!”って思いました。僕はそこにピアノのパートを付け足していったんですけど、もっとエモーショナルにしたいなと思って、コーラスを重ねて厚みを持たせたんです。

kevin mitsunaga:この曲、実は、fhanaのこれまでの楽曲の中で一番速い曲なんです。疾走感のあるバンドサウンドなので、そこまで速さを感じさせはしないんですけど、とにかく、シンプルなバンドサウンドに仕上げたかったこともあり、音数を増やすという作業ではないところに気を遣いました。

yuxuki waga:kevinくんは、もともとクラブサウンド系のフィールドで活動していた人で、僕はどちらかというとシンプルなバンドサウンドがルーツだったりするんで、そこで、kevinくんに“なんか、ここにそれっぽい音足してみてよ”っていうリクエストをしたんです(笑)。そこの融合がおもしろいのかなって思ったので。

佐藤純一:fhanaの音は、“これがfhanaの音です”っていう個性というものがある訳ではなく、色々な要素が入っているけど、どこにも着地はせずに不思議なバランスで宙吊りになっていると思うんです。今回の2曲は、まさにそんなところがすごく解りやすく感じてもらえると思いますね。その混ざり具合がfhanaらしいって言えるモノになったんじゃないかなと。

kevin mitsunaga:そうだね。理想的な融合になったんじゃないかなと思います。

──towanaちゃん的にはどう? 「星屑のインターリュード」とはまた違ったボーカルを聴かせてくれているけど。

towana:はい。「ソライロピクチャー」に関しては、wagaくんから“エモく歌って”っていうリクエストが来ていたので、頑張ってエモく歌いました(笑)。私はJUDY AND MARYさんがルーツの一つでもあるし、もともとfhanaをやる前にwagaくんと一緒にバンドをやっていたことがあるので、wagaくんがこの曲に乗せたいボーカルのイメージがすごく想像が付いたんです。歌っていてもライヴがすごく想像が付いた1曲だったので、歌っていてすごく楽しかったです。早くライヴで歌って、みんなと一緒に騒ぎたいです!

──そうだね。今回、ミュージックビデオは「星屑のインターリュード」で?

佐藤純一:はい。初めてクロマキーに挑戦して、CGとの合成を入れたファンタジックな作りになっているので、そっちの方も楽しみにしていてほしいです。いままでとはまったく違ったカメラワークでもありましたし、楽曲面だけでなく、映像面でも新しいfhanaを感じて頂けると思いますので、ぜひ、そちらも楽しんでもらえたらと思います。

取材・文●武市尚子

「星屑のインターリュード」
TVアニメ『天体のメソッド』エンディング主題歌
2014.11.5 on Sale
LACM-14279 / 1,300 円(税抜)
1.星屑のインターリュード
2.ソライロピクチャー
3.星屑のインターリュード(Avec Avec “twilight town” Remix)
4.星屑のインターリュード(Instrumental)
5.ソライロピクチャー(Instrumental)

1stアルバム『Outside of Melancholy』
【初回限定盤 (CD+BD)】LACA-35473 / 3,600円 (税抜)
【通常盤】LACA-15473 / 3,000円 (税抜)
2015.2.4 on sale
初回限定盤BDには、これまでのシングル5曲、アルバム表題曲のMUSIC VIDEOの他に、nano.RIPE、ChouChoとの3マンライブ「深窓音楽演奏会」のダイジェストライブ映像を収録予定

1stアルバム発売記念ライブ
<Outside of Melancholy ~憂鬱の向こう側~>
2015.3.1 (日) shibuya duo MUSIC EXCHANGE
OPEN 16:30 / START 17:00
チケット料金 : \5,500 (税込)
(問) インフォメーションダイヤル 03-5793-8878

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