幕張メッセ国際展示場3DAYSからスタートしたVAMPS主宰<HALLOWEEN PARTY 2014>が10月26日、神戸国際ホールにて最終日を迎えた。先ごろ公開したオフィシャルレポートに続いて、全5日間全62,000人を動員した一大パーティーの最終日の模様を詳細レポートでお届けしたい。

◆<HALLOWEEN PARTY 2014>神戸最終日 拡大画像

最終日ということもあってか、オーディエンスの仮装への気合いが凄まじい。アナウンスの言葉を借りれば、この日も会場には“元気に死んじゃってる”妖怪たちが客席を埋め尽くした。

▲DAIGO
ファイナルのトップを飾ったのはDAIGOだ。開演時間を少し過ぎたころに場内が暗転。ステージに注目が集まる中、登場は馬車に乗りこんで会場後方からというサプライズだった。そして、人気ゲーム『モンスターハンター』になりきったDAIGOをはじめとする5人がランウェイに降り立った。銀髪に加え、緻密に作り上げられた鎧を身にまとったDAIGOは、まるでゲーム画面から飛び出てきたような完成度の高さ。しかも、おなじみのテーマソングに乗って、DAIGOのライヴでもおなじみの「ステイダイゴールドくん」の首を狩るという寸劇まで披露した。

ライヴは「REVOLUTION EVOLUTION」でスタート。ダンサブルでアグレッシブなサウンドに乗って、のっけからランウェイを走り会場を盛り上げていく。MCでは、いつものDAIGOコールで会場を一体化させつつ、こう語った。

「この<HALLOWEEN PARTY>、全ヵ所出演させてもらって今日が最後です。今年あと残り2カ月が寂しすぎて、どう過ごしたらいいか。すでに<HALLOWEEN PARTY>シックにかかっています。今日の仮装は『モンスターハンター』なんですけど、仮装を見たHYDEさんが「ファイナルファンタジー?」って。幕張でも同じことを言われて(笑)。「モンハンです」って答えたんですけどね(笑)」と、敬愛するHYDEとの楽屋トークを披露して会場の笑いを誘った。

「思いっきり狩りにいこうぜ~!!」とオーディエンスを煽ると、「CHANGE !!」や「BUTTERFLY」などバラエティ豊かな楽曲で会場の熱気を高めていく。とりわけセクシーな表情を見せた「BUTTERFLY」は会場の妖しい照明も相まって艶やかだ。

「HALLOWEENは本来10月31日なんですけど、<HALLOWEEN PARTY 2014>は今日で終わり。寂しいですけどね。でも、それを言うのはGGDDです。……あ、すみません。GGDDは言語道断っていうことなんですけど」と、バラエティ番組でみせるあのトークも炸裂。そして、<HALLOWEEN PARTY 2014>全公演で披露してきたモノマネによる「世界に一つだけの花」をこの日も披露。木村拓哉、GACKT、福山雅治、桑田圭祐、HYDE、そしてエンディングに再び桑田佳祐のモノマネで「いとしのエリー」が挿入されるなど、後のMCでもHYDEが語っていたように、そのモノマネコーナーは日に日に完成度を高めていた。

ステージは、テッパンのロックチューン「無限∞REBIRTH」で終了。これまでの公演同様に「<HALLOWEEN PARTY>最高! うぃっしゅ!」で締めくくったDAIGOは、「もうひと狩り行ってきます!! ありやす!ありやす!」と何度も客席を振り返りながら感謝を伝えた。

▲HALLOWEEN COLLECTION
幕間はオーディエンス参加型のファッションショー“HALLOWEEN COLLECTION”だ。このショーのラストにはマンガ『NARUTO‐ナルト-』の我愛羅に仮装したナイトメアの柩、ピンクのチシャ猫に扮したDIR EN GREYのShinyaが登場した。神戸2DAYSに出演した柩は「来年も出たいです。ナイトメアとしても」と意気込みを語った。またShinyaは5DAYSのすべてに参加したこととなる。

▲ゴールデンボンバー
そしてゴールデンボンバーは相変わらずのハチャメチャなステージでオーディエンスを爆笑の渦へと飲みこんだ。ヴィジョンにメッセンジャーアプリ「LINE」の画面が大きく映し出され、そこにメンバーからのメッセージやLINEオリジナルスタンプが。すると、ステージにはスタンプに仮装したメンバーが登場したのだが、あまりの完成度に誰が誰だかわからない。ちなみに、鬼龍院翔が金髪イケメンのジェームズ、喜矢武豊がムーン(落ち込んだVer,)、歌広場淳がひよこのサリー、樽美酒研二がくまのブラウンだ。当日、関係者にも極秘とされていたこの仮装は想像の遥か上をいくもの。誰もが驚きを隠せない。

ライヴは「Dance My Generation」からスタート。いつもと同じようにメンバーは全力でダンスをするも、その出で立ちがヴィジョンに映し出されるたびに、会場がざわつく。間奏ではスクリーンに映るスタンプと同じポーズではしゃぐメンバーたちに場内が爆笑した。

MCは仮装についてのトークから。歌広場は「何かを得るためには、何かを捨てないと」と、この仮装のために目も耳も塞いだ状態でステージに置かれた芝生の感触だけを頼りにパフォーマンスしてることを明かした。喜矢武は「芸術の秋。最近は絵を描くのにハマっています。みんなにもいつか見てほしい」と語り、樽美酒は「今日の仮装に合わせてLINEスタンプを作ってきたので、みんなにプレゼントします」と、この後の展開を匂わせる発言も。

ステージは「抱きしめてシュヴァルツ」へ。同曲の間奏で喜矢武は芸人鉄拳の“こんな○○はいやだ”のフリップ芸をVAMPSヴァージョンで披露。Tバック姿となった樽美酒はオシリにミドリのインクをつけて、魚拓ならぬ“尻拓”でスタンプした紙を客席へ投げ入れる。さらに、喜矢武を押さえ込んで顔面におしりをスタンプしただけでは飽き足らず、映像撮影クルーが次の被害者に。このまさかの連続は<HALLOWEEN PARTY 2014>の盛り上がりに拍車をかけた。

「今夜はトゥナイト」「ローラの傷だらけ」での会場が一体となる振り付けやヘッドバンギングは圧巻。歌広場の高速ベドバンはさすがの一言だ。また「ローラの傷だらけ」の間奏では鬼龍院翔が、「特に告知もないです。ツアーもないし、リリースもないし」と自虐ネタを入れ込みつつ、喜矢武が神戸プリンがギッシリ詰まったジョッキの一気飲みに挑戦(樽美酒と歌広場、先ほどの映像クルーが再び被害に(笑))するなど、もはや収集がつかない。そしてラストに大ヒット曲「女々しくて」を披露。すべての楽曲終了後、しっかりと後片付けをしながらステージを去った。

ステージ転換中は恒例の“From KARAOKE to the STAGE”が開催された。このコーナーのラストにはアニメ『妖怪ウォッチ』のジバニャンに扮したMUCCの逹瑯が登場し、THE BACK HORN「美しい名前」を披露。実はカラオケ出演が決定したのは当日のことらしく、突然のサプライズとなった。

▲VAMPS
ラストはもちろんVAMPSの登場だ。前日に続き、客席後方から馬車で登場した彼らは、ランウェイからステージへ。会場が暗転してピアノの音色が鳴り響くと深紅のバラを手にしたHYDEがひとり、墓石の前に佇んでいた。「VAMPIRE’S LOVE」ミュージックビデオさながらのシックな衣装とステージが美しくも儚い。同曲のラストでHYDEがランウェイをゆっくりと歩くと、そこにあのシルクハットが舞い降りてきた。それを被るHYDE。一瞬の暗転の後、スポットライトが当たったHYDEは<HALLOWEEN PARTY>を代表するあの仮装に早着替えしていた。ストーリー性たっぷりに演出されたステージに会場のヴォルテージが一気に高まる。

アッパーにアレンジされた「HALLOWEEN PARTY」のロックバージョンでは「Everybody Scream!!」とHYDEがオーディエンスを煽りまくり、「ANGEL TRIP」ではうなるK.A.Zのギターが会場を揺らした。

「ようこそ<HALLOWEEN PARTY>へ。みんなかわいらしい格好して(笑)。今日、VAMPSは私服で来ました。普段の格好だと“入る”っていうか、気持ちがいいんだよね。もうちょっと気持ちいいとこに行きたいから」──HYDE

とのMCに続けて披露された「AHEAD」では楽曲のスピード感、音圧、すべてが快感。ベースのJu-kenが客席フロアに降りてオーディエンスを挑発する様は野獣のようだ。歌詞がヴィジョンに映し出された「DAMNED」はニューアルバム『BLOODSUCKERS』から披露されたもの。“呪われた”を意味するタイトルを何度も叫ぶクライマックスがあまりにもパワフルで会場が静まり返ったほど。

「K.A.Zくんと乳繰り合ってアルバムが出来ました。これからツアーも始まるし、予行練習代わりに。今日初めて演奏するんですけど、VAMPSなので完璧だと思います。初めてがやっぱり気持ちいい」──HYDE

とリリース間近のニューアルバム『BLOODSUKERS』から「ZERO」が演奏された。ライヴ初披露であることに加えて、リハーサルなしというレア感もこのイベントならでは。同曲は掛け合いパートも用意されているので、今後のツアーの盛り上がりが期待できる1曲だ。

その後は「THE JOLLY ROGER」や「TROUBLE」と、一気にたたみかけるような迫力あるステージで会場を席巻。ランウェイでは1人1人の顔をのぞきこむように「叫べ!」と煽る。ラストはラウドでアグレッシブなサウンドが印象的な「KYUKETSU -SATSUGAI VAMPS ver-」だ。フロートに乗りこんだHYDEの「はっちゃけようぜ~」という豪気な一言で、会場が一斉にヘッドバンキングの嵐に。<HALLOWEEN PARTY 2014>最終日のVAMPSのステージは全9曲のスペシャルバージョンで届けられた。

▲HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA
そして<HALLOWEEN PARTY 2014>を締めくくるのは、HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAだ。一夜限りの豪華なメンバーが集結したステージは、HYDEの指揮の下「Penalty Waltz」でスタートした。少しでもミスをすればDAIGOによるCO2砲がお見舞いされるとあって、メンバーもHYDEが振る指揮棒を凝視する。

また、Anis(MONORAL)が司会を務めるアフリカの子供たちのゲーム「Rhythm Game」では、“神奈川のLADY GAGA”に扮したシドの明希、喜矢武豊が餌食となり、罰ゲームの「箱の中身はなんだろな?」へ。明希はカメ、喜矢武はハリネズミと“生き物”が続き、場内爆笑。そして最後の罰ゲームはHYDEとDAIGOだ。本気で表情がこわばる2人の姿がヴィジョンに映し出され、普段は見られない表情の連続に。DAIGOは「箱の中身よりもHYDEさんが近いことに興奮する」と軽快なトークを繰り広げつつ、見事トカゲを言い当てた。

このコーナーの合間にはメンバー紹介も。昨晩の打ち上げで急遽参加が決まったというミヤはHYDEの衣装を借りての出演となった。また、MUCCの逹瑯、DIR EN GREY のShinya、Tommy heavenly6、分島花音、明希はHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAメンバーとして5DAYSのすべてに出演した。とりわけ明希は「今年はたくさんの思い出を作ったね」と、大遅刻やケガ、打ち上げで爆睡など、どれもお酒が原因の失態をHYDEとDAIGOにイジられたほか、分島花音はHYDEとDAIGOから恒例の下ネタを振られ、Tommy heavenly6の自由なトークや振る舞いには出演者もタジタジに。なお、ゴールデンボンバーのキリショーは同コーナーではLINEのスタンプならぬトランプマンの仮装で登場し、最終日のステージを華やかに彩った。

ラストはもちろんこの曲「HALLOWEEN PARTY」だ。ベースに明希、ドラムにShinya、ギターはK.A.Z、キーボードにJINといったバンドサウンドが場内に響き渡る。マイクを持ったメンバーが会場にキャンディを振りまきながら、<HALLOWEEN PARTY 2014>最終日が終了した。

<HALLOWEEN PARTY>は毎年規模を拡大し続け、2014年は全5日間計62,000人を動員した。もはや日本最大級のハロウィンイベントと言って過言でないこのパーティにはステージ上も客席フロアも全員が仮装を楽しむ姿がある。最高の演奏、趣向を凝らした仮装、そしてサプライズの連続。客席中に広がる笑顔を前にして、最後にHYDEはこう語った。

「来年もあるといいね」──HYDE

2015年の<HALLOWEEN PARTY>開催を今から心待ちにしたい。

なおBARKSでは、ゴールデンボンバーやVAMPSのソロカットを満載した<HALLOWEEN PARTY 2014>神戸最終日photo-galleryを公開中だ。こちらも併せてご覧いただきたい。

取材・文◎黒田奈保子
撮影◎今元秀明/緒車寿一

■<HALLOWEEN PARTY 2014>
2013.10.26 (Sun) 神戸ワールド記念ホールSET LIST
【DAIGO】
M1:REVOLUTION EVOLUTION
M2:CHANGE !!
M3:BUTTERFLY
M4:無限∞REBIRTH
【ゴールデンボンバー】
M1:Dance My Generation
M2:.抱きしめてシュヴァルツ
M3:今夜はトゥナイト
M4:ローラの傷だらけ
M5:毒グモ女(萌え燃え編)
M6:†ザ・V系っぽい曲†
M7:女々しくて
【VAMPS】
M1:VAMPIRE’S LOVE
M2:HALLOWEEN PARTY -ROCK ver.-
M3:ANGEL TRIP
M4:AHEAD
M5:DAMNED
M6:ZERO
M7:THE JOLLY ROGER
M8:TROUBLE
M9:KYUKETSU -SATSUGAI VAMPS ver-
【HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA】
M1:Penalty Waltz
M2:Rhythm Game
M3:HALLOWEEN PARTY
※HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA
VAMPS / DAIGO / ゴールデンボンバー / Tommy heavenly6 / 逹瑯(MUCC) / ミヤ(MUCC) / 明希(シド) / 分島花音 / 柩(ナイトメア) / Shinya(DIR EN GREY) / Anis(MONORAL) MC:やまだひさし

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