田中れいな率いるLoVendoЯが、11月5日リリースの3枚目となるミニアルバム『イクジナシ』を引っ提げて、5度目の全国ツアー<LoVendoЯ LIVE TOUR 2014-15 ~貴方の心(ハート)を盗(いただ)きます~>を、11月1日の原宿アストロホールを皮切りにスタートさせた。オフィシャルのレポートをお届けしよう。

◆<LoVendoЯ LIVE TOUR 2014-15 ~貴方の心(ハート)を盗(いただ)きます~>初日 画像

7月に終了した<LoVendoЯ LIVE TOUR 2014 SprinteЯ~Bitter&Sweet~>から約4ヶ月という短いスパンで決行される今回のツアー。しかし結論から言えば、そのスパンの短さを感じさせないほどの、彼女たちの「新たな側面」の表現されたツアーとなって初日はスタートした。

今回のツアー・タイトルになぞらえて、「ルパン三世」や「キャッツアイ」といった泥棒もののストーリーよろしく、追うものと追われるものがテーマになったSEで迎えたオープニング、そして田中の「派手に奪っちゃうよ」というコメントで、ライヴの幕は切って降ろされた。

幕が開くと、黒いマント姿で現われた4人のメンバー。そのマントを脱ぐと、ピンクと黒が基調になった、メンバーそれぞれ異なったドレッシーな姿があらわになる。そしてライヴは11月5日リリースとなるミニアルバム『イクジナシ』収録の「この世に真実の愛が一つだけあるなら」でスタート。そのまま、同アルバムに収録された宮澤作曲のヘビメタ様式「UNDERGROUNDER」から、魚住作曲の「Sweet Tweet」へ展開。新録曲とはいえ、すでにライヴでの定番曲でもあり、会場のテンションは上がっていく。

「初日ということで緊張する」と岡田が話せば、「でも嬉しくなる緊張」と宮澤。そしてこのライヴツアーへの力強い意気込みを口々に話すメンバーたち。さらに田中が「一番練習したし、一番難しかった」と話す、田中がメインを取る新曲「Crazy Lazy」や、新作に収録される「少年」と、新たなLoVendoЯサウンドを矢継ぎ早に提示していく。

同じく新曲「DO YOU LOVE ME?」、そして既発曲の「不器用」の2曲はアコースティックで表現され、パワフルな楽曲が続いた後には、しっとりと聴かせる事も忘れない彼女たち。続いては、これまでの彼女たちの楽曲から考えると珍しいカントリー・ポップ調の「NUMBER(S)」と、軽やかな部分を聴かせる。

MCでは、「誰が『壁ドン』でハートを盗めるか対決」と題したメンバー対決が勃発……なのだが、「君にプレゼントがあるんだ、僕だよ」というセリフとともに壁ドンしたところ、「田中→少年っぽい」「魚住→吐息がキモい」とメンバーに評され、宮澤はオリジナルのセリフが行き過ぎ、岡田はセリフを話すと会場から笑いが起きるなど、終始なごやか……というか、グダグダなムード。この部分での、ハードな楽曲を聴かせる彼女たちとの落差が興味深かった。

そして、魚住/宮澤のツイン・ギターがまさにむせび泣く「むせび泣く」に続いては、岡田ソロによる山口百恵のカバー「プレイバック part2」、そして田中のソロによる筋肉少女帯「再殺部隊」のカバーと、それぞれのボーカルの違いを提示。また、宮澤作曲のメタル感の溢れるギター・ソロ曲「Princess of lonely castle」、それに続く魚住作曲の「For the Feature」は。メロディーも振りも可愛らしく、ギターふたりの作曲感の違いも感じられる構成となっていた。

そのまま新作収録の「Stonez!!」や「イクジナシ」、ライヴ定番曲の「BINGO」で会場はテンションはマックスへと達し、田中の「またハートを奪いに来るよ」というMCでライヴは一旦終了。

アンコールは「人生マニアック」でスタートし、続いてのMCでは、田中が「今までで一番自信のあるツアーになった」と話せば、魚住は「自分たちの意見をライヴに落とし込められた」と話し、これからのツアーに初日で自信を持てたとメンバーが口々に話し、そのまま「思うがままを信じて」で初日の幕が閉じられた。

ほぼすべてがLoVendoЯのオリジナル曲、新曲、メンバーによる作曲楽曲と、改めて「LoVendoЯというグループの形」を提示したこのツアー。この後、どのような進化を見せるのか、非常に興味深い初日となった。LoVendoЯとしては、11月5日に『イクジナシ』をリリースし、各イベントを開催。ツアーも2015年2月まで続いていく。ツアー後半戦には、さらに新曲が追加をしていきたいとメンバーもMC内で語っていた。


◆BARKS Kawaii
◆BARKSライブレポート