東方神起の3年連続となる約10万人動員規模のファンクラブイベント<東方神起 FANCLUB EVENT 2014「THE MISSION III~失われたコインを取り戻せ!!~」>。その最終公演が11月6日、横浜アリーナにて開催された。

◆<東方神起 FANCLUB EVENT 2014「THE MISSION III~失われたコインを取り戻せ!!~」>画像

ファンクラブイベントいうこともあり、その内容は、ファンと一緒になってのゲームあり、手料理あり。もちろんライブコーナーでは、11月5日にリリースの新曲「Time Works Wonders」(タイトルは「時は奇跡を起こす」ということわざから)だけでなく、これまでライブでは披露されたことがなかった、シングル「Very Merry Xmas」のカップリング曲「White」をクリスマスプレゼント代わりに初歌唱。ともあれ、普段のライブとは違ったユンホとチャンミンの姿に、横浜アリーナを埋めた1万4000人のファンからは、大きな歓声が飛び交っていた。

  ◆  ◆  ◆

オープニング映像とともに、トロッコに乗って会場のフロア後方から東方神起が現れると、途端に横浜アリーナを黄色い歓声が包み込む。ゆっくりとトロッコは進み、メインステージへ。あらためて司会のミンシルからの紹介を受け、ふたりは口元に笑みを浮かべながら手を上げる。そして、「みなさんお久しぶりです。ユンホです。今日、ファンクラブイベント、短い時間ですが、みなさんと一緒になって(ミッションを)クリアしていけたらと思うんですけど、準備OKですか。今日は収録の日ですよ。みなさん遊びましょうね。」とユンホ。さらに、「みなさんこんにちはチャンミンです。今回のファンクラブイベント最終日になっちゃったんですけど、でも、悔いのないようにみなさんと楽しい時間を作りたいと思います。」とチャンミンが挨拶する。

ゲームコーナーに先立って、まずはトークから。話題は2月の福岡ヤフオクドームを皮切りにスタートする、東方神起自身2度目となる5大ドームツアー(全14公演 / 4年連続東京ドーム公演の開催は海外アーティストとして初)について。「ほんとに、去年のツアーもすごかったと思うんですけど、意味のあるライブがしたくて、みなさんに幸せ、感動をあげるライブになる。」と断言するユンホ。さらにチャンミンが「2回目のドームライブツアーだから、最初は緊張したのもあったんですけど、一昨年……去年……? 去年のような緊張よりはかっこよく見せたいと思います。説明は、いらないです。見せてやるさ。」と語れば、会場から割れんばかりの大歓声が発生する。もちろん「かっこいいぞ、それ。」とユンホもこれには納得。そして「説明いらない。見せて…(むふ)…あげるさ」と、チャンミンを真似るように、カメラに向かって(照れ笑いをこらえながら)、その“かっこいいフレーズ”を口にしてみせた。

またリリースされたばかりのニューシングル「Time Works Wonders」については、「寒くなってきている季節にぴったりのR&B。みなさんの思い出や……なんだっけ? “経験”を思い浮かべて聴いてください。」と、チャンミンがコメント。ユンホは、「(“経験”が出てこなかった)間が残念。」と、ツッコミを入れていく。どうやらこの日のユンホ、収録のカメラが入っているのを意識しているのか、普段よりもしっかりしている様子だった。

そしていよいよゲームコーナーに。スクリーンを使って与えられるミッションをクリアーするごとにもらえる「コイン」を掲げるミンシル。「うわっ!眩しいよ!」と、大げさな仕草を強要させられてしまうユンホ(収録が入っているので)。腕を組んでそんなユンホの様子を少し離れて眺めているチャンミン。そのまま、東方神起のふたりに宝物(ファンが身の回りに持っているもの)を探してもらう、いわゆる借り物競争のような「宝探しinレッドオーシャン!!」や、ユンホの“画伯としての才能”が遺憾なく発揮された「当てまSHOW!!」を会場のビギスト(日本のファンクラブ会員)と協力しながらこなしていく。

3rdミッションとなった「Bigeast 大縄跳び!」では、選ばれたビギストたちがステージへと呼び込まれる。しかしここで、壇上のビギストたちの誰もが、最近、縄跳びを飛んでいないという事実が発覚。「心配ですね。……でも大丈夫です。東方神起がいるから。チャンミンが何とかします。」と、完全に人任せなユンホだったが、いざ練習が始まると「縄跳び、知らないですか? 並んでくださいよ!」と、鬼コーチっぷりを披露していく。

会場の声援を受けての本番。ところが、まさかのビギストチームが25回を飛んで、ミッションクリアーの30回まであと5回。「東方神起よりも上手いかも。」とユンホ鬼コーチもご満悦。バトンを受けた東方神起チーム(東方神起+ダンサーズ)は、ビギストチームの大活躍もあり、9回をジャンプ。足が引っかかったチャンミンは「足が重かったんですぅ~」と、苦笑いするも、ここで一応のミッションクリアとなる。しかし会場を埋めたビギスト(と照明スタッフ)からの「もう1回」と、大縄跳びのアンコールを求める声。「今まで言ってなかったけど、今回のファンクラブイベントで、これが一番大変です! このあと歌わないといけないのに!」と必死に訴えるチャンミン。そこでユンホが、「こうしよう。……チャンミンだけ。チャンミンだけ40回!」と、これまたまさかの展開へ。結局、ユンホが縄を回す中、チャンミンソロでの大縄跳びにチャレンジ。チャンミンは、会場の誰もが想像していなかった、ユンホコーチが掲げた目標40回をクリア。「僕、冗談で40回言ったんですけど。」「水は飲みましたか?」というユンホとミンシルに、チャンミンは「ほっといてください!」と、疲労困憊し、ステージに倒れこむのだった。

次のミッション「先生!お願いします!!」は、これまでファンクラブイベントで恒例だった料理コーナー「ユノ'sキッチン」のコンセプトを引き継ぎ、チャンミンも参加しての料理コーナー。この日、ふたりが腕を振るうのは「お味噌汁」。くじで「先生」を引き当てたユンホは、「見たことないような料理を見せるからね!」と、(“見たこともない料理”っていうのはちょっとどうなんだろう……とも思わなくもない)意気込みを口にする。そして、縄跳びの疲れで放心状態が続くチャンミンに、ユンホがエプロンをつけて「チャンミン大丈夫。あなたの隣にはユノシェフがいるからね!」と、勇気づける。

ふたりの料理がスタートする。まずはユンホがマシュマロを食べながら、食材をひとつずつ紹介していく。アシスタント役のチャンミンからの応援を受けて、ユンホは長ネギを切り、そのまま鍋の中に。ざわつく客席に「信じてくださいよ!」と一言。そのまま今度は大根を大胆なカットで、再び鍋に。さらに、わかめもなめこも。豆腐は包丁を入れることなく、これまた鍋の中へとダイビング。味噌に醤油に、最後はかつお節を大量投入。煮えたぎる鍋の中に入っている、具材のような何かを味見して「おっ。」と満足そうなユノシェフに、チャンミンは「そうかな……」と一言。そして、味見をしてみたチャンミンは「お味噌汁の範囲を越えました。」と、その味を言い表す。

制限時間が近づき、最後に具材を濾して(!)、お椀に盛りつけ。チャンミンが無言で首を横に振り、会場に悲鳴(悲鳴に似た歓声、ではなく、悲鳴)が響き、ユンホ先生の「お味噌汁」は、無事に完成した。

完成した「お味噌汁」を試食するのは、東方神起ダンサー。ところがここで彼の口から出た言葉は「マシッソヨ」の一言。今一度、味を確かめたチャンミンは、「確かに味はいいんですけど、何度も言うんですけど、お味噌汁の味の範囲は超えてる。」とコメント。これにユンホは「今まで見たことない、味噌汁。」と、あらためて、自信たっぷりにドヤ顔を見せた。

会場のいろんな人たちが、様々な反応を見せたユンホの「お味噌汁」。いよいよ採点の時間に。客席から選ばれたビギスト審査員による見た目の採点は22点。ちょっと顔が曇るユンホ。そして味の採点は「みそ4.6点(しる)」と語呂合わせ。これにより、総合得点は26.6点に決定。悔しそうに膨れるユンホに、妥当な点数だと笑顔をみせたチャンミンだった。


ラストはミニライブ。レッドオーシャンの中で、東方神起ダンサーズを従えて「Superstar」からスタートする。続くダンサブルな「Sweat」とともに、さっきまでの縄跳びで疲れはてていた姿や、お味噌汁のような何かを作っていた時のふたりの姿から一転。ダイナミックでセクシー、そしてクールなステージを展開する東方神起に、幾度となく悲鳴にも似た歓声と大きな声援が沸き上がる。

「miss you」では、歌いながらファンの間を抜けて、後方のサブステージへと移動した東方神起。「東方神起も楽しんでいるんですけど、チャンミン大丈夫ですか?」「正直に言うと大丈夫じゃないんですけど。」「でも今日もカッコいいですね。」なんていう会話をふたりは交わしながら、ここで新曲「Time Works Wonders」に加えて、2013年リリースのシングル「Very Merry Xmas」にカップリング収録された「White」をファンの前で初披露する。全方位をレッドオーシャンに囲まれたステージで、東方神起からのクリスマスプレゼント代わりの1曲にファンはうっとりと聴き入っていた。

「今日は短い時間でしたが、みなさんと同じように楽しんで。やっぱビギストのみなさんとは言葉いらないですね、つながりを感じることができたイベントだったと思います。みなさんに言いたいことは、さっきの味噌汁は、裏では評判がよかったです。」── ユンホ

「みなさんに言いたいことは、ウォーミングアップがなくて、そのまま運動すれば、筋肉痛がくる。覚えておいてください。でも、みなさんと楽しい時間が作れて、間違いなく、楽しかったです。」── チャンミン

最後は、「ほんとに来年はものすごくヤバいからね。」とドームツアーへの期待感を煽るとともに「ビギストありがとう」と、日本のファンへの感謝の言葉を述べて、ステージを降りた東方神起だった。

  ◆  ◆  ◆

なお、東方神起は12月17日にアルバム『WITH』のリリースも決定している。これまで、『TONE』『TIME』『TREE』と“We are T”の“T”を冠したタイトルを付けていたアルバムだが、今回は『WITH』。その意味は、もちろん「ずっと一緒に」ということである。

text by ytsuji a.k.a 編集部(つ)

◆BARKSライブレポート