石川綾子、鮮烈なデビルズバトル

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石川綾子が、かの世界的超難解曲「PAGANINI Caprice No.24」に挑む超絶ミュージック・ビデオを公開した。

◆石川綾子画像

若くして全豪No.1となりオーストラリア政府からは世界的に活躍する芸術家だけに与える永住権を授与されている石川綾子は、その超絶技巧の演奏スタイルから“デビルズアヤコ”の異名を持つヴァイオリニストだ。現在は日本を拠点におき、世界各地でコンサート/チャリティ活動を行っている。日本ではきゃりーぱみゅぱみゅ「にんじゃりばんばん」のカバー・パフォーマンスや「初音ミクの消失」「千本桜」などの演奏動画で知った人も多いことだろう。ボカロ曲をカバーしたアルバム『VOCALO CLASSIC』をAmazonクラシック総合部門やiTunesクラシックチャートでNo.1に叩き込んだのも、この石川綾子だ。

今回公開された映像は、パガニーニの「Caprice No.24」だ。彼は自らの演奏技術を誇示するために、自分にしか弾くことのできない超難解練習曲を作曲した。それがこの「Caprice No.24/24の奇想曲」である。これまで多くの奏者がこの楽曲に挑んできているが、この曲を弾きこなすものは未だ多くない。


今回、そんな世界的超難解曲に挑戦したデビルズアヤコだが、2014年に映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』で脚光を浴びたパガニーニも“デビルズヴァイオリニスト”と称された奇才である。デビルが生み出した曲にデビルが挑むこの映像では、メロディーにそって譜面が書き上げられていく様が、石川綾子と楽曲とのバトルをドラマティック&エキサイティングに伝えるもので、演奏の動きと記譜がシンクロすることで、聞くだけではなかなか分からない作品の複雑さが、我々リスナーにも視覚的に飛び込んでくる。

譜面を残さなかった作曲家として有名なパガニーニだが、本作品では石川綾子のボーイングを記した、オリジナルの手書き譜面が無料配信されている。YouTubeの動画から直接ダウンロードできるようになっており、ミュージック・ビデオから直接楽譜を配信するのもこれまでにない新たな試みだ。

なお、音源はiTunes、ハイレゾ音源はe-onkyo、moraで同時配信されている。



石川綾子「24 のカプリース Op.1 第 24 番イ短調」

■iTunes https://itunes.apple.com/jp/album/24-nokapurisu-op.1-di-24-fani/id931966579
■e-onkyo  http://www.e-onkyo.com/music/album/tmi00002/
■mora  http://mora.jp/package/43000074/TCJPR0000147512_hires/
通常 200円(税込)
ハイレゾ 400 円(税別) 192 kHz、96 kHz、48 kHz
DSD 500 円(税別) 2.8MHz、5.6MHz



◆石川綾子オフィシャルサイト
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