元じゃがたらOTO、バンドと農業生活を綴る

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じゃがたらの元ギタリストであるOTOが、書籍『つながった世界──僕のじゃがたら物語』を11月26日に刊行する。この本では、じゃがたらというバンドについてと、現在は熊本でほぼ自給自足生活を送っているOTOの暮らしぶりが赤裸々に綴られている。

じゃがたらの音楽的特徴である、アフロビート、ファンク、ダブによる異種交配という重要なエッセンスを注いだのが、このOTOだ。バンドをオルタナティブかつワールドワイドな音楽へと導いたと言える重要人物である。田植えをしながら、森の手入れをしながら、いつだって自分の周りではじゃがたらの音楽が鳴り響いているという彼が思う「じゃがたら」という伝説を、本書からぜひとも読み解きたいものだ。

また、昨今、地方住まいを試みたり、安全な食へのこだわりを強く持つ人々が多く見られるが、そうした自分なりのライフスタイルを模索する人にとっても、何か導かれるものがある一冊となるのではないだろうか。

書籍『つながった世界──僕のじゃがたら物語』

OTO+こだまたけひろ 著
2014年11月26日発売
ISBN:978-4-907276-24-9 本体¥2,200(税抜)
四六判 256ページ

[目次]
1
古い記憶
ギターを弾く
ラジオを聴く
吉田拓郎にハマる
キャロル、シュガー・ベイブからミュージカルにATG
MARIA 023

2
じゃがたら
『南蛮渡来』のレコーディング
ザッパ的に言えば日本なんて
バビロンから抜け出せ
アケミの分裂
君と踊りあかそう日の出を見るまで
新生じゃがたら
JBよりもフェラ・クティ
エンジニアの役割
「OTOは俺を殺す気か」
『ロビンソンの庭』の混沌
リズムセックス
“あの娘”の意味
アケミの言葉
メジャー・デビュー
東京ソイソース、アケミとの乖離
もういい加減にやめたい
苛立ち
つながった世界
中産階級ハーレム
脳みそはそよ風に溶けて
寿町フリーコンサート
じゃがたら最後の曲
アケミの死
ビブラストーン、雷蔵、Tangosへ
思い出深いソロ・ワークス
近田さん
陣野俊史『じゃがたら』
どっちの暮らしがリアルなんだ?

3
9・11
9・11後のアクション
サヨコオトナラ始動
自然のリバーブ
キョンキョンの朗読
音楽の新しい機能性
森へ
土と平和の祭典
あがた森魚さん
三つのグナ
踊るんだけど心は静か
中野のおっちゃん
鮎川さん、こだまさん
じゃがたらお春1979LIVE
ラビと出会う
グラウンディングの意味
モリノコエ
新たな音楽を求めて
3・11
それから
いずみ村の話
農園の日常
正木さんの「あなた」
みんなで「カンダナ」を歌えたら
結婚
今日もここまで来たのさ
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