【対談】結(ユナイト)×HIKARU.(カメレオ)×CHISA(DIV)、「バトルしちゃあかんねって」

ツイート

ユナイト、カメレオ、DIVが12月22日に川崎CLUB CITTA'でライヴイベント<DANGER fes 2014 -Christmas Party–>を開催する。同イベントはDANGER CRUE所属若手3バンドによるものだ。世代も近い仲間である一方でライバル関係にもあるため、まことしやかに囁かれていたのが不仲説。それゆえ当初は<Christmas Battle>なる激突必至のタイトルが冠されていた。しかし、バンド間による数度の打合せやニコ生番組出演を経て急接近した14人のメンバーは、“バトル”ではなく“パーティー”として、このイベントを特別なものにするために結束を強めたという。

◆<DANGER fes 2014 -Christmas Party–>ボーカル対談画像

BARKSは11月某日、3バンドのボーカリストを招いて対談を行なった。テーマは不仲説の真相、互いのボーカルスタイルやバンドスタイルの相違点と共通点、そして初共演となる<DANGER fes 2014 -Christmas Party–>について。トークセッションは終始穏やかな3人の表情と、ジェントルな空気感が印象的なものとなった。

   ◆   ◆   ◆

■ついにきたかっていう感じで(笑)
■決まったときは嬉しかったですね──CHISA(DIV)

──DANGER CRUE RECORDS所属のユナイト、カメレオ、DIVの3組による<DANGER fes 2014‐Christmas Party->が12月22日に開催されることになりましたが、この3バンドのみでライヴを行うのは今回が初めてだそうですね。

結:そうなんです。せっかくのレーベルメイトだし、バンド同士で面白いことをやってレーベルの名前がヴィジュアルシーンにより広まったらいいなという想いで、今回こういうフェスをやることになりました。それぞれのバンドが経験を重ねてきて、ある程度ヴィジュアルシーンで名前を知ってもらえるようになった今だからこそやろうかと。

──これまでにも“何か一緒にできたら”という気持ちはあったんですか。

CHISA:きっとそれぞれで思ったことはあるはずなんですよね。だから、ついにきたかっていう感じで(笑)。決まったときは嬉しかったですね。面白そうだと思ったし。

──お互いのバンドの存在はどう思ってましたか?

CHISA:そうですね、まずユナイトは──。

結:しょっぱなからメッタ打ちかぁ……(笑)。

CHISA:いやいやいや(笑)。ユナイトに関しては、僕らが結成する前からすでに走りはじめていて、バンドの存在感がしっかりとシーンにあったので。音楽的にも、聴いたらもう未緒さんの曲だってわかるような世界観のあるバンドだなって思っていましたね。

結:憎たらしいとかない(笑)?

HIKARU.:ないない、優しい先輩ですよ(笑)。ほんと勢いがすごかったというか、活動1年で赤坂BLITZソールドアウトしてましたよね? 脅威でした。脅威的な先輩って感じ(笑)。

▲結(ユナイト)

──ではカメレオはどうですか、3バンドの中でも異色だとも思いますが。

結:俺は自分が前のバンドをやっていたときに、カメレオの前身バンドと対バンしたことがあるんですね。ところが、カメレオというバンドになって、まったく印象が違った。きっとメンバーで試行錯誤してこういうスタイルを見つけたんだろうなと。やっぱりヴィジュアルシーンで変わったことをやろうとすると難しさもあると思うんだけど、芯を持って自分たちのスタイルを貫いている。そこはすごいなと思います。

HIKARU.:ありがとうございまーす!

CHISA:僕も前のバンドを知っていて、1、2回対バンしたことがあるんです。でも、同じメンバーなのに全然違うバンドとして出てきたから最初は本当にびっくりして。変わったことをやってるうえに、自己プロデュースがうまい。人をワクワクさせたり、アーティスト写真も最初はメンバー全員がカメレオンになっていて、目に留まるものだったり。

結:懐かしいな。そうだった。

CHISA:みんなが“おっ?”と思うアイデアを持った人たちの集合体だなというイメージ。

HIKARU.:ありがとうございまーす!

──では、DIVはどうですか?

結:DIVはこの間イベントツアーを一緒に回って、リハも本番も観せてもらったんですけど、演奏が安定しているし、曲もカッコいい。仙台、大阪、名古屋、東京の4本の間で4、5曲覚えられるくらいメロディもキャッチーで。曲の良さと演奏力がしっかりしている正統派というイメージが強いですね。

CHISA:楽屋で、めっちゃ歌ってるなと思ってた(笑)。

HIKARU.:たしかに正統派のイメージはありますよね。だけど、古臭さというのはなくて、新しい要素が詰め込まれているバンドかな。

──ユナイトが1年くらい先輩で、カメレオとDIVはほぼ同時期くらいにこのレーベルに所属していますよね。先ほどCHISAさんから「ついにきたかっていう感じ」という話がありましたが、ここまで一緒にやらなかったのはなぜなんでしょうね。

結:うーん、なんでだろうな?

HIKARU.:結構、ワンマンの日にちとかを組む時にも、あまり日程がかぶらないようにとかがあったので、暗黙の了解で一緒にやっちゃダメなんかなみたいな(笑)。所属当初に<華麗なる激情>っていうDANGER CRUE RECORDSのイベントで一緒にやっているんですけど、それ以外に絡む機会がなかったし、勝手にやっていいものなのかな?みたいなところもあって。あとは単純に、出ているイベントもかぶらなかったので。お互いにもう違う方向を走っていて、全然会わないみたいなね。

CHISA:<stylish wave>とかのイベントも、うまい具合に時期がズレてたりしてね(笑)。

結:さっき話したようにDIVとは一緒にツアーを廻ったけど、カメレオとはツアーでかぶったことがなくて、事務所でもほとんど会わない。ってなるとなかなか距離も縮められないというところで。

◆インタビュー(2)へ
この記事をツイート

この記事の関連情報