映画『日々ロック』、「これほど強力なバンドに出てこられたらたまったもんじゃない」

11月22日（土）より公開となった映画『日々ロック』だが、公開直前となる11月20日（木）にTOKYO FM“全10番組”に『日々ロック』のオールメンバーが登場した。

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ほぼ丸1日『日々ロック』づくしであったTOKYO FMのひとつ「Skyrocket Company」には、主人公・日々沼拓郎が率いるザ・ロックンロールブラザーズのメンバーを務める野村周平、前野朋哉、岡本啓佑が登場した。この日のパーソナリティは特別に楽曲提供している忘れらんねえよの柴田隆浩が担当し、「演奏もかなりカッコイイ。パンクバンドの音になって、映像の中でもすごいけど、本当に盛り上がっている感じが伝わってきた」と本作を大絶賛していた。

3人が登場するやいなや「完全にバンドメンバーですよね」と一言。野村周平は「啓ちゃん（岡本啓佑）もバンド（黒猫チェルシー）やめてこっち来るって」とバンド組む気満々で話すと、柴田隆浩は「やめてくださいよ！これほど強力なバンドに出てこられたらたまったもんじゃない！」と苦笑い。

野村周平と前野朋哉はバンド経験はゼロだったため、撮影の一か月前くらいから猛練習を重ねたものの、やはりプロの岡本啓佑の演奏には凄い衝撃を受けたらしい。野村周平は「俺たちも練習して、そろそろイケるんじゃないか…！って3人で合わせた時に、俺たちゼェゼェしてるのに“ドラムチューニングが違いますね”って」。前野朋哉は「周りのスタッフの人も“やっぱりドラムがしっかりしてると違いますね”って言ってた」と現実を突き付けられたことにショックを受けたと明かした。初めてのライブシーンを味わったことについて、前野朋哉は「パフォーマンスの撮影時は今まで味わったことのない感覚でした。別次元にいるような感覚で、映ってないですけど、僕泣きながら演奏してますからね」とまさかの撮影秘話も。また、岡本啓佑の「初めて合わせた瞬間から、ひとつになっていた」との一言に野村周平も納得し、柴田隆浩は「本当いい感じだから、実際に組まないで欲しい（笑）」と本音をこぼした。

柴田隆浩は自身が提供した楽曲「今夜いますぐに」について「自分で作った時に、本当に“いい曲できた”って思った。劇中、どんな風に歌われるのか想像つかなかったけど、映画観てちょーかっけぇって思った」と感動したと打ち明け、野村周平は「「今夜いますぐに」は忘れらんねえよさんに負ける！と思って頑張った」と何十回もテイクを重ね、血を吐く寸前までやり抜いたとか。

それぞれに“人生を変えたロックな一曲”を選ぶコーナーでは、前野朋哉はRHYMESTERの「耳ヲ貸スベキ」をチョイス。「“今に見てろよ”って赤裸々に渦巻いているものを歌っている歌詞に衝撃を受けた」と話し、柴田隆浩は「“今に見てろよ”って思いって、ロック精神ですごく大切なところ」と語った。岡本啓佑の人生を変えたロックな一曲はエアロスミスの「ビヨンド・ビューティフル」だという。「小6くらいの時に、“エアロスミスっていうヤバい奴がいる”って聴いてみたら、イントロがヤバかった」と語り、野村周平は「これから皆の人生を変えていきたいな」という一曲としてザ・ロックンロールブラザーズの「いっぱい」を挙げた。



また、「SCHOOL OF LOCK！」では野村周平と二階堂ふみが登場、二階堂ふみ演じる宇田川咲のライブシーンについて、「気持ちよかったです。観客から何倍にもなって、返ってくるから撮影は全然辛くなかった」と語った。そのシーンで観客席にいた野村周平が「観客席にいたんですけど、普通に盛り上がっちゃって…」と話すと、「お行儀の悪い人がいるなぁと思ったら、野村君たちだった（笑）」と二階堂ふみに突っ込まれるシーンも。

ラストには10代の生徒へのメッセージを書き、二階堂ふみは「死ぬまで本気でやっていきたい」と想いを込めて“全部本気”、野村周平は“好きに生きろ！”と「自分に嘘をつかずに感情に任せる。失敗してもいいから、人生損せずに好きに生きてほしい！」と力強いメッセージを贈った。