【ライブレポート】片平里菜、「特別な場所」恵比寿LIQUIDROOMでのワンマン盛況

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片平里菜による全国ツアー<diffusy presents 片平里菜 2nd ワンマンツアー2014〝amazing sky〟>の東京公演が11月24日に恵比寿LIQUIDROOMにて開催された。

◆片平里菜 2ndワンマンツアー 恵比寿LIQUIDROOM公演の様子

2014年8月に1stアルバム『amazing sky』をリリースし、夏から秋にかけては精力的なライブ出演を行なった片平里菜。この日のLIQUIDROOMは自身最大規模の会場でのワンマンとなったが、当日は会場の隅々まで満員となっての開催となった。

ステージに組まれたバンドセットをバックに、片平はまずアコギ一本での弾き語りからスタート。ハスキーボイスをより透明感のある歌声へ調律し、美しい広がりを見せる新曲「この空を上手に飛ぶには」で観客を惹きつける。続いてアルバム表題曲「amazing sky」でバンド隊を入れ、贅沢なバンドサウンドをバックにお馴染みのほんのり甘いハスキーボイスで場内を魅了した。



女の子の等身大の姿を軽やかに歌い上げる「女の子は泣かない」や、ハーモニカを使いながらのエモーショナルな叫びが伝わってくる「CROSS ROAD」など、ライブが進むにつれ1stアルバムから次々に鉄板曲が飛び出してくる。何度でも聞きたくなるような絶妙な声のバランスに聴き入っているとMCタイムへ。片平がここで「女の子は泣かない」のモデルになった子が会場に来ているという話をするとファンからは大きな声が沸き上がった。「親友なの。本当にいい子で、きれいになっちゃってた」と、ちょっぴりウルっときてしまったことを明かす片平。LIQUIDROOMでは以前Goose houseとの対バンライブを行なっていたことも記者の記憶に残っているが、今回もまた片平を応援する様々な人間が集まってきているのだろう。「特別な場所。ありがとう」と片平が感謝の気持ちを伝えると、会場は温かい拍手に包まれた。

また、この日は彼女がFm yokohamaでDJをつとめている番組『カタコトラジオ』の話題も飛び出した。片平いわく「(番組の)タイトルに甘え、噛んでもよし、“…”って沈黙してもよし」とのことで、DJとしての度胸がついてきたのか観客とも素朴なやりとりが続いていく。この日は『カタコトラジオ』内のコーナー「カタコトライブ」から生み出された楽曲がバンドバージョンで披露され、観客も大喜び。「ずっと弾き語りだったので、バンドメンバーいると楽しいね!」と笑顔を弾ませる片平の姿が印象的だった。


ライブは終盤に入ると片平の出身地・福島への思いを馳せる「心は」へ。今年の春から東京に引っ越し、全国をライブで回ってきた片平にとって2014年は濃密な年だったようだ。「日本全国“家”だなって思って。また皆に『おかえり』って言ってもらえるように、いい歌作るんでよろしくお願いします」と語った片平は、最後に「Come Back Home」で会場を一つにまとめあげてライブ本編を終えた。

アンコールでは、ツアーグッズであるライブTシャツ(ワンピースボディ)を着た片平がバンド隊と共に登場。会場のファンから「かわいい!」という声を貰って嬉しそうな表情を見せた。観客との記念撮影の際には、「心は」の編曲を担当しているHAWAIIAN6の安野勇太に伝授されたという“お疲れ山”のハンドサインで和気あいあいと撮影。最後は会場の後ろまで生声が通ることを確認し、アンプラグドでの「始まりに」を弾き語って締めくくった。


今回の片平里菜2ndワンマンツアーは、次回は12月6日に福岡Queblickにて開催予定。そして12月13日には福島Live Space C-moonにてツアーファイナル公演が開催される。

撮影:オノツトム

<diffusy presents 片平里菜 2nd ワンマンツアー2014〝amazing sky〟>

11月16日(日)名古屋ell.FITS ALL
11月18日(火)仙台LIVE HOUSE enn 2nd
11月23日(日)大阪umeda AKASO
11月24日(月・祝)恵比寿LIQUIDROOM
12月6日(土)福岡Queblick
12月13日(土)福島Live Space C-moon
※全会場ソールドアウト企画制作:ソニー・ミュージックアーティスツ/協力:PONY CANYON/特別協賛:diffusy

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