UVERworld×THE Hitch Lowke、出会いから12年で実現した熱狂の一夜

UVERworldとTHE Hitch Lowke（ヒッチローク）による2マンライブ＜INFINITY STARS ～12stories～＞が、11月27日に赤坂BLITZにて開催された。オフィシャルからのレポートをお届けしよう。

◆＜INFINITY STARS ～12stories～＞　画像

心許し合う盟友同士による、12年越しの深い絆が熱く激しい一夜を見事に彩った。

11月27日。超満員となった東京・赤坂BLITZにて行われたのは、UVERworldとTHE Hitch Lowkeによる2マンライブ＜INFINITY STARS ～12stories～＞である。彼らは、このライブタイトル通りに12年も前からずっと親交を温めてきた仲であると同時に、互いに切磋琢磨してきた関係にあったことから実現した1夜限りのスペシャルライブだ。


かくして、まず先に舞台上へと躍り出て来たのは、京都をベースに精力的なライブ活動を展開しながら、2013年＜イナズマロック フェス＞への出演で注目を浴び、目下そのキャッチ―なメロディーと圧倒的なライブパフォーマンスのコントラストで注目を集めている5人組ロックバンドのTHE Hitch Lowke。タフなボーカリストであり、個性溢れるフロントマン・星☆拓也の良い意味でアクの強いボーカリゼイションや巧みな話術、バンド全体の発する力強い波動からは、限りない可能性を感じることができたと言っていいだろう。アグレッシブで勢い抜群の「Justice」で幕を開け、胸打つロッカバラード「Train」をはさみ、夢をあきらめない強い想いを込めた「SOLDIER」で締めくくった今夜。緩急自在の全8曲は、確かな存在感を放ち続けた。


対して、現在＜Ø CHOIR TOUR 2014-2015＞と題した全国ツアーにいそしむ最中のUVERworldは、最新アルバム『Ø CHOIR』からの楽曲を中心に、相変わらずのハイテンションで高密度なステージングを意気揚々と展開してくれた。盟友との競演が、6人のテンションを、さらに熱く、激しくさせたのは間違いない。

まさに、火花が散らんばかりの手加減無しのガチ勝負。京都の虎・THE Hitch Lowkeと滋賀の龍・UVERworldの一騎打ちは、どうやらドローで大団円を迎えたようだ。

来月開催するような自主企画を軸にしつつも、無数の対バンライブで勝ちあがってきたTHE Hitch Lowke。この年末年始もアリーナからライブハウスまで、どんな規模の戦場でも戦うUVERworld。ライブに命を懸ける両バンドの今後が楽しみでならない。

文◎杉江由紀
写真◎田中聖太郎



◆UVERworld　オフィシャルサイト
◆THE Hitch Lowke　オフィシャルサイト