SiM、『i AGAINST i』ツアーが大阪で幕閉じ「聴いてくれる人の人生を変えられるようになりたい」

ツイート

SiMが、最新ミニアルバム『i AGAINST i』を引っ提げ行ってきた全27本におよぶ全国ツアーが、12月16日に大阪 堂島リバーフォーラムでファイナルを迎えた。オフィシャルレポートが届いたので、お届けする。

◆SiM <“i AGAINST i” TOUR 2014 FiNAL SERIES - ONE MAN SHOWS –> 12月16日 大阪堂島リバーフォーラム 画像

SiMは、初日の川崎クラブチッタでのワンマンから始まり、怒涛のスケジュールで全国のライブハウスを駆け抜け、ファイナルシリーズとして東名阪札福のクラブツアーを敢行。この日も会場は平日にも関わらず超満員。オープニングのSEが鳴ると割れんばかりの雄叫びと熱気が会場を包んだ。

「死ぬ気で来いよ!」のMAH(Vo)の煽りどおり、1曲目「Get Up,Get Up」から会場の熱気は早くも最高潮。「RiOT」では、ダイブとモッシュの嵐に会場が大きく揺れる。続く「Fallen Idols」では、曲中に「ロック好きな奴、ロックって難しいけど嘘つきには騙されるなよ!出来る限り俺たちはお前らに嘘をつかないようにやっていきます。これからもよろしくお願いします!」と言うと、会場も大きな歓声でそれに応えた。

今回のファイナルシリーズでは、ステージ上に大型LEDビジョンが設置されており、曲ごとに大迫力の映像や、メンバーの姿が見られるのも大きな魅力となっていた。

盛り上がる会場から一転、MAHがMCで「俺は学生の頃Hi-Standardに出会って人生観が変わった。俺もいつか聴いてくれる人の人生を変えられるようになりたいと思うようになった。それはなかなか難しいことだけどせめて今日来てくれている奴らの今日、明日、明後日の3日間くらいだったら前向きにしてあげられるんじゃないか。俺たちは嘘偽りなくそう信じてやっている。降り注ぐ雨ですら暖かく、吹きすさぶ風ですら優しく、そう思えたらと思って作った曲です。どうか涙ではなく笑顔を見せてください」と、「Tear drops」を披露すると、会場はたくさんの笑顔と優しさに包まれた。


また、MCでは「今回のアルバム(『i AGAINST i』)は、レゲエ・スカの音が増えてて。何でそういうのを作ったかというと、6、7年前ラウドロックをやってるバンドはまだ少なくて当時はメロコアバンドばかりだった。俺たちは先輩から受け継いでラウドロックを広めたい、その一心で活動してきた。ある程度広まったと思う。むしろ今は逆転している。今度はむしろ内側からラウドロックを壊してやろうと思ってこの作品を作りました」と語る場面も。

その言葉通り、“翼がないから、空を夢見れる”というメッセージが込められた「IKAROS」や、特にレゲエ色の強い「Slim Thing」、会場中がモンキーダンスをした「GUNSHOTS」など、『i AGAINST i』の楽曲を余すことなく披露した。さらに1stアルバムの楽曲「Set me free」や、アンコールでの「Blah Blah Blah」、「KiLLiNG ME」などバンド代表曲とも言える楽曲で、集まったファン2,100人を最後まで暴れさせた。

新旧のSiMを堪能できる全18曲のツアーファイナルは、笑顔と汗と熱気の渦が会場を包む大興奮のうちに終了した。

<“i AGAINST i” TOUR 2014 FiNAL SERIES - ONE MAN SHOWS –>

2014年12月16日 堂島リバーフォーラム セットリスト
1.Get Up,Get Up
2.Faster Than The Clock
3.I Hate U
4.RiOT
5.Fallen Idols
6.Set me free
7.Murderer
8.IKAROS
9.Teardrops
10.WHO’S NEXT
11.Slim Thing
12.GUNSHOTS
13.Amy
14.Same Sky
15.JACK.B
16.f.a.i.t.h
EX.1.Blah Blah Blah
EX.2.KiLLiNG ME

3rd MINI ALBUM『i AGAINST i』

2014年9月17日発売
UPCH-27004 ¥1,800 (税抜価格)+税
1.RiOT
2.Fallen Idols
3.GUNSHOTS
4.IKAROS
5.Slim Thing
6.Teardrops

◆SiM オフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス