【イベントレポート】松任谷由実、音楽と料理のマリアージュ

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12月22日、23日、24日の3日間・港区虎ノ門 ホテルオークラ東京で、<Hotel Okura Tokyo×Yumi Matsutoya Specially Present Real Christmas Show ~時の降る聖夜>と題された松任谷由実のクリスマスショーが開催された。

◆松任谷由実画像

ホテルオークラとユーミンとのコラボレイトは、ホテルオークラ50周年を記念し2012年5月に3日間だけのディナーショーとして開催されたのがはじまりだ。以降、2012年12月24日、25日の2日間が行われたが、今回多くのリクエストと、2015年の本館建替えにより2014年が本館最後のクリスマスとなるため、今一度一緒にと再び開催となったものだ。

テーマは“神様への感謝というクリスマスの本質を見失わずに、音楽と料理の最上のコーディネーションで過ごす聖なる夜”。クリスマスをどう過ごすか。どう過ごすのが素敵なのか、と考えて行き着いた先がこのリアルクリスマスショーとなる。

多感な10代をミッション・スクールで過ごし教会音楽の影響を強く受けたユーミンならではの、ユーミン自身と縁のある波多康牧師、総勢40名のデュートゴスペルクワイヤーを迎えたクリスマスミサを思わせる聖なる夜ならではの演出だ。ゴスペルクワイヤーのアカペラに、波多康牧師によるクリスマスの集いの祝福と食事の感謝の祈りから開演となった。地球の裏側の真夏のクリスマスをモチーフにした「ダイアモンドダストが消えぬまに」からスタートし、ゴスペルクワイヤーとユーミンのコラボレーションが圧巻の「守ってあげたい」「ANNIVERSARY」、弾き語りによる「ベルベットイースター」。そしてクリスマスならでは、「恋人がサンタクロース」等を含む全20曲を前菜からデザートまで6種類の料理をはさみ約3時間50分にわたり披露された。

一般的なディナーショーでは食事の後にショーが始まるのが定番だか、このショーでは、オークラの総料理長善養寺明氏が手がける特別なメニューが曲と曲の間にサーブされるといった、音楽と料理が一体となった他に類のないエンターテインメントになっている。

最終のメニューは試食会等での検討を重ねて決定し、その料理のプレートにはユーミンが名づけたタイトルが付けられている。前菜は「ビジュー海岸」、スープは「ワードローブの奥は冒険の国に通じてるのよ」、魚料理は「ロヴァニエミの風景」、肉料理は「赤のカルナヴァル」、デザートには「R-41」「サターンの誘惑」等、視覚、聴覚、味覚に加え、想像力で更に楽しめる趣向も凝らされている。

今回の公演は3日間限り各日420席、チケット料金は6万円。ユーミンの公演としては最小の座席数となり、最も近くでパフォーマンスを体感できるまさにVIPシートだ。一般のディナーショーよりも高価なチケットだが、特別な夜に極上の晩餐と最高のエンターテインメントで過ごすには見合ったものとして発売日に即日ソールドアウトとなり、まさにプレミアムな伝説のショーとなった。


松任谷由実 DVD / Blu-ray『All about POP CLASSICO』

2014年12月24日発売
DVD 6,200円(税込)¥5,741円(税抜)UPBH-20125/6(2 DISCS)
Blu-ray 7,200円(税込)¥6,667円(税抜)UPXH-20032
1.Babies are popstars
2.ミラクル
3.無限の中の一度
4.今だけを きみだけを
5.雨のステイション
6.NIGHT WALKER
7.経る時
8.Hey girl!近くても~一緒に暮らそう~彼から手をひいて
9.Hello, my friend
10.シャンソン
11.雨に願いを
12.Nobody Else
13.LATE SUMMER LAKE
14.Delphine ~MODÈLE~Delphine
15.Miss BROADCAST
16.WANDERERS
17.Discothèque
18.青春のリグレット
19.Laughter
20.愛と遠い日の未来へ
21.14番目の月
22.ひこうき雲
23.卒業写真
[特典映像]
・The interview on POP CLASSICO
・「Babies are popstars」Music Video

<SURF&SNOW in Naeba Vol.35>

2015年2月6日(金)、7日(土)、10日(火)、11日(水・祝)、13日(金)、15日(日)、16日(月)、18日(水)
開場21:00/開演 21:30
@苗場プリンスホテル プリザーディウム
¥8,640(税込)全席指定

◆松任谷由実オフィシャルサイト
◆松任谷由実レーベルサイト
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