無名のバックミュージシャンが、いかにしてスターダムへと駆け上っていったのか。ジミ・ヘンドリックスの黄金期を描いた映画『JIMI:栄光への軌跡』が2015年4月に全国公開となる。ジミ・ヘンドリックス役はアウトキャストのアンドレ3000が務め、監督はアカデミー賞で3部門に輝いた映画『それでも夜は明ける』の脚本を手掛けたジョン・リドリーで、作品ではジミ自身の人生最大の転機となったイギリスでのデビューを飾った1966年から1967年が描かれている。

◆映画『JIMI:栄光への軌跡』画像

本作の魅力は音楽はもちろんのこと、登場人物たちが着こなす1960年代のロンドンのファッションも見どころのひとつだ。ヒッピー・スタイルのファッションで知られるジミ・ヘンドリックスだが、キャリアの初期にはシンプルなトレンチ・コートを愛用し、本作でも登場する有名なコートは、英国王立陸軍獣医軍団のジャケットで古着屋で見つけたものだという。

また、ジミをスターへと導くふたりのヒロインのファッションにも注目だ。名曲「風の中のマリー」のモデルとなったキャシー・エッチンガム役を演じるヘイリー・アトウェルと、ジミが渡英するきっかけを作ったキース・リチャーズの彼女であるリンダ・キース役のイモージェン・プーツ、そして本作のコスチューム・デザイナーのレオニー・プレンダーガストは、本作を彩るファッションについて次のように語っている。

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「リンダはいつもシックで、上品な感じがする一方、キャシーは明るくて、力強く、派手な装いで彼女のトレードマークの白いゴーゴーブーツを履いている。衣装の多くは1960年代の洋服を収集する個人のものだった。毎日トレーラーの控え室にカラフルな色の衣装が掛かっていて、堂々としていた。それはまさに、私が考えるキャシーそのものだったわ。」──ヘイリー・アトウェル

「日を追うごとにスカートの丈が短くなっていって、本当にわくわくした。どれも素敵で、ゴージャス。衣装が私を1960年代に連れて行ってくれたわ。洋服を通して、キャラクターをつかんだの。服は重要な鍵ね。私の黒く染めたモッズ・ボブの髪型もそう。どれもキャラクターになりきる上で、重要だったの。」──イモージェン・プーツ

「1960年代のロンドンはダイナミックな時代だったわ。ロックンロールがあって、ポップな時代が訪れようとしていた。マリー・クワントがファッションを変えようとしていた。私たちは正確にあの頃のロンドンを再現しようとつとめたの。物語はニューヨークから始まり、このシーンには1950年代の影響が色濃く残っていた。そしてジミがロンドンにやってきて、ハイファッションとミニスカートになるのよ。」──レオニー・プレンダーガスト

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各キャラクターの個性を表すため、入念に準備されたという本作のコスチュームだが、時代を象徴するレトロなファッションの完全再現に挑んだクリエイターたちの技も見逃せないところだ。



映画『JIMI:栄光への軌跡』


2015年4月、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
脚本・監督:ジョン・リドリー  
出演:アンドレ・ベンジャミン、ヘイリー・アトウェル、イモージェン・プーツ、ルース・ネッガ、アンドリュー・バックレー、オリヴァー・ベネット、トム・ダンレア
配給:東京テアトル
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