J.ガイルズ・バンド、初のライブ映像作品

J.ガイルズ・バンド初のライヴDVD『ライヴ・アット・ロックパラスト1979』がCDとセットで発売となる。

◆『ライヴ・アット・ロックパラスト1979』画像

今回発売される作品は、「堕ちた天使」以前の1979年にドイツのエッセンで行われたライヴをドイツの音楽番組『ロックパラスト』で放映されたもので、大ヒットした「堕ちた天使」や「フリーズ・フレーム」発表前のJ.ガイルズ・バンドが、熱狂するオーディエンスと一体となってエネルギッシュな本格派ロックン・ロールをプレイしており、彼らの本質的な魅力をたっぷりと伝えるステージとなっている。

印象的なギターのリフからスタートする「ジャスト・キャント・ストップ・ミー」が起爆剤となり、前半は当時の最新作『サンクチュアリ』の収録曲で押しまくる。後半は代表作でもあるライブ・アルバム『フル・ハウス』にも収録されたお馴染の曲に流れ込む。ボビー・ウーマックを擁したヴァレンティノズのカバー「愛を探して」やシュープリームスの「愛はどこへ行ったの」などはブルース／R&Bをベースにしたロックンロール・バンドであるJ.ガイルズ・バンドならではのワイルドな演奏が確認できる。

ブルース・ハープ奏者マジック・ディックの十八番「ワマー・ジャマー」はライヴのハイライトのひとつだ。本作が放映された音楽番組『ロックパラスト』のテーマ曲がJ.ガイルズ・バンドの「僕を信じて」だったこともあり、会場の期待が爆発したド迫力のパフォーマンスは一見の価値ある映像だ。

掻きならされるギターのリフに絡まるブルース・ハープ、ファンキーなリズム隊にワイルドな風貌でシャウトするボーカル…と、掛け値なしにカッコいいロック・バンドのグルーブを捉えた作品だ。


◆『ライヴ・アット・ロックパラスト1979』オフィシャルサイト