THE ORAL CIGARETTESやフレデリック、LAMP IN TERRENが所属するレーベルMASH A&Rの初めてのレーベルイベント<MASH A&R presents MASHROOM 2015>が、1月16 日、恵比寿LIQUIDROOMにて開催された。

◆<MASH A&R presents MASHROOM 2015> 画像



これまでオーディションや関係各社の主催イベントは開催されていたものの、MASH A&Rとしての純粋な企画イベントは初めてとあって、この日限りのオリジナル企画も多彩。会場には出演3バンドのほぼ等身大パネルやメンバー直筆の書き初めが展示され、ライヴ開演前から来場者は興奮気味に記念撮影を行っていた。


MASH A&Rスタッフによる簡単なイベントの趣旨説明の後、まずステージに登場したのはLAMP IN TERREN。「遊ぼうぜ、リキッド!」と松本大(Vo&G)が高らかに宣言すると、「L-R」からライヴがスタート。一緒に歩を進めるような確かなビートに深く心に突き刺さるような松本のヴォーカルが乗ると、フロア中から拳がつき上がった。1月14日に『silver lining』でメジャーデビューしたLAMP IN TERRENにとって、この日のライヴは新年一発目にしてメジャーデビュー後1発目でもあるメモリアルなライヴとなった。

力が入り過ぎてなのか、ビートが少し先走ったり、ギターが揺らいだりと少々の粗っぽさはあったが、だからこそ逆にアンサンブルに宿ったエモーショナルがキラキラと光っていた。サビでのドライヴ感が切れ味鋭く心をえぐる“portrait”からたたみかけるように代表曲「ランデヴー」、「緑閃光」へ。ドラムもベースも激しい中に歌心を宿して、ヴォーカルにきっちりと寄り添っている。3ピースのタイトなバンドサウンドの中に歌の圧倒的な存在感を感じられるライヴだった。


続いて登場したのは、「オドループ」がじわじわと巷で話題を席巻しているフレデリック。この日も「新年早々とんでもない奴らが踊らせにきましたよ」、「踊ってないリキッドルームを僕は知らない」という、三原兄弟(三原健司(Vo&G)/三原康司(B&Cho))の掛け合い通り、骨抜きにするようなグルーヴィンなベースとうねるようなドラムが絡み合い、奔放に駆け回るような高音ギターと怪しげなヴォーカルがまとわりつくフレデリック劇場が全開だった。

「ふしだらフラミンゴ」では、イベントにちなんで“フラミンゴ”を“フレミンゴ”、“テレミンゴ”、“オラミンゴ”、“マシュミンゴ”に歌い替えるアドリブも披露。繰り返すうちにじわじわと笑いが広がる、なんともフレデリックらしい瞬間だった。途中、サビの決めフレーズが“迷惑なんです”という大胆な新曲も披露し、最後はミュージックビデオがスマッシュヒットを遂げている「オドループ」で会場を熱狂の渦に落とし込んでライヴを終了。この日も頭から離れなくなる、中毒性の高いフレデリックらしいライヴを披露してくれた。


満を持しての3バンド目、THE ORAL CIGARETTESが登場すると、会場前方に観客が一気に押し寄せた。「一緒にMASH A&Rを盛り上げていきたい」と宣言しながらも「初代グランプリとして格の違いを見せつけたい」と言い放った山中拓也(Vo&G)のMCが印象的だったが、まさに他のバンドを圧倒するような凄まじいライヴを見せた。

フロア中から割れんばかりのクラップとシンガロングが響いた「Mr.ファントム」で口火を切ると、「mist...」や「嫌い」、「N.I.R.A」といったキラーチューンを連発。音の圧力、アンサンブルのダイナミックさ、緊張と緩急を使い分けるメリハリ……リキッドルームのフロアが狭く感じられるほどの圧倒的なスケール感で会場を呑み込んでいく。そのまま「STARGET」、「起死回生STORY」とダメ押しをするようにライヴを終了。音が止んだフロアの残響音が耳鳴りのようにこだまする、凄まじいライヴだった。

鳴り止まない拍手に応えアンコール。まずTHE ORAL CIGARETTESのメンバーが登場して、拓也が「3バンドの色が違い過ぎてどうなることかと思ってたけど、逆に違い過ぎたことがよかった。せっかくやし、もう1回3バンドを観てもらって、汗だくになってもらいたいと思います」と話すと、そのまま出演3バンドによるメドレー形式のセッションが披露された。めっぽう高くにシンバルが位置する中西雅哉(Dr)のドラムセットや肩掛け形式でストラップの短いあきらかにあきら(B)のベースをそれぞれのバンドが受け継いで使い回す、珍しい形。しかも曲間を中西雅哉と川口大喜(Dr)のドラミングで繋ぐという、まさにMASH A&Rの絆を思わせるようなセッションだった。

大トリ、THE ORAL CIGARETTESの「大魔王参上」では全出演者が参加し、コール&レスポンスやあきらの足上げダンスを披露する大団円! 華々しい盛り上がりと共に今後のMASH A&Rの明るい未来を予感させてイベントは終了した。この先、各バンドの活躍と共にMASH A&Rがどのように成長していくのか、期待とともに注目したい。

Photo by 釘野孝宏

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なお、MASH A&Rでは、レーベル&マネジメントとしての業務に加え、現在4年目となるオーディションも開催中。現在は、セミファイナルへの進出を懸けたマンスリーオーディションを実施している。ロックに強いこだわりや熱意を持った、我こそはと思う方は挑戦してみてはいかがだろうか。オーディションの詳細は、オフィシャルサイトにて。


<MASH A&R presents MASHROOM 2015> SETLIST

■LAMP IN TERREN
1.L-R
2.クライベイベ
3.ゴールド・ルーズ
4.portrait
5.ランデヴー
6.緑閃光

■フレデリック
1.SPAM生活
2.ディスコプール
3.ふしだらフラミンゴ
4.峠の幽霊
5.うわさのケムリの女の子
6.新曲
7.プロレスごっこのフラフープ
8.オドループ

■THE ORAL CIGARETTES
1.Mr.ファントム
2.mist...
3.出会い街
4.嫌い
5.N.I.R.A
6.瓢箪山の駅員さん
7.STARGET
8.起死回生STORY

■アンコール(メドレー形式のセッション)
1.Sleep Heroism/LAMP IN TERREN
2.スキマにはいれば怖くない/フレデリック
3.大魔王参上/THE ORAL CIGARETTES

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