ブルーノ・マーズとコラボしたマーク・ロンソンの「Uptown Funk」の勢いが止まらない。今週、3週連続で全米No.1に輝いた。デジタル・ソングのランキングでは4週連続で1位をキープしている。

◆マーク・ロンソン画像

UKチャートでも現在、5週目のトップにあり、プロデューサーとしてもアーティストとしても多くのヒット曲を生み出してきたマーク・ロンソンだが、「Uptown Funk」は最大のヒット・シングルとなった。


ロンソンは、「Uptown Funk」誕生の経緯をこう話している。「完成するまでにものすごく時間がかかったんだけど、うん、一番最初のセッションの時から手応えがあったよ。この曲に参加したメンツが初めて一堂に会した時、僕らは曲のグルーヴと、ファースト・ヴァースの部分を書いたんだ。ブルーノ・マーズがドラムを叩いて、僕はギターを弾いて、ジェフ・バスカーはシンセを担当して、本当にエキサイティングだったよ」

「何か素晴らしいものが生まれつつあるという実感があった。だって誰も帰りたがらなかったからね。ずっとスタジオに居たいって感じだった。誰も時計なんか気にしていなかったし、“あとでクラブでも行こうか”なんて考えたりもしてなかった。全員の心がひとつになって、あの瞬間に全身全霊を捧げていた。そしてセッションが終わってスタジオから帰る途中、車の中で15回くらいぶっ続けで音源を聴いたものだよ。ほんの1分程度の長さのデモだったにもかかわらず。そういうことが起きるとね、うん、もちろん興奮しちゃうよ」

「とはいえ、曲を完成させるまでのプロセスは楽じゃなかったし、ほかにも色々と付随してくるややこしい作業がたくさんあって、その渦中で行き詰って曲が失われてしまうことだってあるよね。どんなに手応えがあっても、必ずしも完成して日の目を見るとは限らない。「Uptown Funk」の場合はと言えば、ブルーノは完璧主義者で、僕自身も完璧主義者で、関わった人みんながそれぞれに、どういう曲にしたいか確固とした意見を持っていた。それぞれのアングルから曲に貢献していて、色んな場所で作業をしたし、デモをメールして「どう思う?」って意見を交換することもあったし、時には“あ~あ、もしかしたらこの曲は永遠に完成させられないかもしれないな”と不安を抱いたりもしたよ。でも僕らは何とか一致団結して、プロセスを完遂できた」

「6カ月くらいを費やした挙げ句、ようやく完成させることができたんだ。何しろ当時ブルーノはツアーをしていたから、僕は彼を追ってトロントに行ったり、ロンドンに行ったり、曲を仕上げるためならどこにでも旅したよ。それに、僕は心からこの曲を誇りに思っていたけど、だからといってヒットするという保証はない。うまく行かない理由なら、100くらい挙げられるよ。だからこそ、僕はこの曲がこうしてヒットしたことに本当に興奮しているし、感謝の気持ちで一杯だし、ワクワクしているんだ」

マーク・ロンソンは今週、UKで4枚目のスタジオ・アルバムとなる『Uptown Special』をリリース。週半ばのチャートでは、フォール・アウト・ボーイの新作『American Beauty/ American Psycho』と1位の座をめぐり接戦を繰り広げている。

Ako Suzuki