ポップのスタンダード・ナンバーを集めたアルバム『Shadows In The Night』をリリースしたボブ・ディランは、ロッド・スチュワートが歌うスタンダードにガッカリしたそうだ。

◆ボブ・ディラン画像

スチュワートはこれまでにアメリカのポップ・スタンダードをカバーした『The Great American Songbook』シリーズ5作を発表。どれもゴールド/プラチナ・ディスクに輝く人気を得た。

しかし、ディランはこう感じたそうだ。「ロッドのスタンダードのアルバム聴くの、楽しみにしてたんだ。ああいう曲になにか違うものを持ち込むことができる人がいるとしたら、それは間違いなくロッドだ。でも、アルバムにはガッカリした」

「ロッドは素晴らしいシンガーだ。でも、彼の後ろに30人編成のオーケストラを入れる必要はなかった。自分のを売りたいから、誰かをけなすわけじゃない。でも、全身全霊を捧げているものはいつだってわかるだろ。ロッドはそこまで入れ込んでいたわけじゃないと思う」

ディランは『Shadows In The Night』のプロモーションで1本だけインタビューを受けている。自分からやりたいと申し出たというそれは、中高年向けの雑誌『AARP』だった。ディランは同誌の読者なら気に入るだろうと、彼ら宛に『Shadows In The Night』を5万枚プレゼントしたといわれている。

『Shadows In The Night』は週半ばの売り上げから、日曜日発表されるUKアルバム・チャートで1位に輝くものとみられている。日本盤は水曜日(2月4日)にリリースされた。

Ako Suzuki