グラミー賞、SPICY CHOCOLATE「やっぱり受賞を逃すと思う以上に悔しい」

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世界最高峰の音楽賞と謳われる第57回グラミー賞授賞式が開催され、日本時間2月9日午前、栄えある最優秀レゲエ・アルバムにノミネートされた日本人、SPICY CHOCOLATE and SLY & ROBBIEのアルバム『THE REGGAE POWER』は受賞を逃した。

◆SPICY CHOCOLATE画像

「今回は、スタートラインに立って良かったと思った反面、やっぱり受賞を逃すと思う以上に悔しいですね。でも来年は今作以上にワールドワイドなアーティストに参加してもらって、受賞を狙っていきたいです」──KATSUYUKI a.k.a.DJ CONTROLER(SPICY CHOCOLATE)

KATSUYUKIがレゲエに目覚めたのは20歳の時。それまではバイク大好き男子だったという。ある日、何の気なしに聴いたレゲエが気になっていた矢先、友人が10日後にジャマイカ旅行に行くと聞き、急遽便乗して一緒にジャマイカへ行くことになった。

日本という恵まれた国で生活してきた彼にとって、「自分は井の中の蛙だったと気づかされた」と語る。滞在中に恐喝にあったり、ファストフード店の外でたくさんの子供達に取り囲まれ食べ物を乞われたりと、命の駆け引きを目の当たりにしたのだ。「レゲエというのはこういう文化から生まれたものなんだ」と衝撃を受け、その勢いでレゲエの文化・音楽性にどんどんのめり込んでいったという。

「(ジャマイカで)叩きのめされたんです。ガツンとやられたのでやり返してやりたかった。彼らの音楽で彼らをギャフンと言わせてやりたかったんです。大和魂に火がついたって感じですかね(笑)」

SPICY CHOCOLATEを始めて21年、これからも、色々なミュージシャンとコラボしていきたいと語り、「マライヤ・キャリーと松田聖子のコンビネーションなんて憧れますね」と言う。

本アルバムでは、元外交官の阿曽沼和彦もプロデュースを務め、音楽プロデューサーの宅見将典やAI、青山テルマ、Crystal Kayらの日本人アーティストが参加している。

第57回グラミー賞授賞式は、2月9日(月)夜10:00よりWOWOWにてオンエアされる。
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