カニエ・ウェストがベックではなくビヨンセが第57回グラミー賞の年間最優秀アルバムを獲得するべきだったと主張した。

◆カニエ・ウェスト画像

8日(日)に行われた同式典でベックが『モーニング・フェイズ』で年間最優秀アルバムを受賞した際、カニエは2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで行ったあの失態を再現するようにステージに向かう構えをみせ、冗談で観客に向けてパフォーマンスをしていたとみられていた。…が、カニエ自身は本気だったようで、ビヨンセから叱られたようだ。2009年の失態とは、テイラー・スウィフトが受賞スピーチを行っているときに、いきなりマイクを奪い「テイラー、俺も嬉しいよ。(スピーチは)続けさせる。でも、ビヨンセのビデオは史上最高だ!史上最高の名作の1つだ」と話し、立ち去った一幕のこと。友人のビヨンセが受賞しなかったことへの不満だったようで、カニエ・ウェストはその後、アワーズが終わらないうちにブログにて「テイラー・スウィフト、彼女のファンやママに本当に申し訳ない」と謝罪の言葉を述べたものの、ときはすでに遅し。観客からだけでなくアワーズに出席していたアーティストからも大ヒンシュクを買ってしまった。ピンクは「カニエ・ウェストは地上最大のバカ」、ケイティ・ペリーは「カニエのアホ」、ケリー・クラークソンは「子供のとき何かあったわけ? 十分、抱っこされてなかったの?」などとTwitterやブログを通じて非難を浴びてしまっていた。

ベックの受賞スピーチでは、テイラーの時のような妨害には至らなかったものの、カニエは式典の後にE!ニュースにこう語った。

「グラミー賞は、もし本物のアーティストを求めているのならだけど、俺らをからかうのもいい加減にして欲しいぜ。もう奴らとのお遊びはゴメンだよ。ベックは芸術性をよりリスペクトする必要があるし、ビヨンセにあの賞を譲るべきだったんだ」

「アートのレベルを下げてその作品を尊重せず、堂々とした音楽作品を出した後に人々の顔をつぶすのなら、創造性に敬意を払っていないってことだよ。俺らはミュージシャンとして、いつも働く人々に啓発しなければならないし、彼らはビヨンセのアルバムを聴いて、それが彼らを他の世界へと連れていくんだぜ」

カニエは妻のキム・カーダシアン・ウェストと娘のノースちゃんと共に同式典に出席していたことから、今回の主張をステージで繰り広げるを思いとどまったと説明した。「妻も娘もいたからな。自分のファッション・ラインも持っているから。俺の娘を危険にさらすようなことはするつもりはないよ…だけど、クリエイティビティのためなら戦うよ」「これが、今夜俺が何も言わなかった理由さ。だけど、『あのステージに上がる』ことがどういう意味かみんな知っているだろ」