【インタビュー】morioni 森友嵐士&鬼龍院翔の偶然の出会いと2人がともに歌う理由

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2015年、新たな卒業ソングの定番曲誕生と注目を集め、本日2月18日にリリースされた、大型新人 morioniのシングル「サヨナラは歩き出す」。特徴あるパワフルな歌声でハーモニーを奏でる2人組 morioniの正体は、森友嵐士(T-BOLAN)と鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)だった!!

GReeeeNの「キセキ」等を手がけたJIN(High Speed Boyz)が手掛けた極上のメロディーを歌う、究極の2人組 morioni。彼らの誕生秘話から、「サヨナラは歩き出す」に込めた想いをたっぷり語ってもらった。


◆誰が歌っているとかそういうことじゃなくて、
楽曲をまず先行させていくところから始めたかった



──大型“新人”ということでよろしいでしょうか?

森友嵐士:はい、新人です(笑)。

──CD発売日の前日にmorioniが森友嵐士さんと鬼龍院翔さんのユニットであるということが正式に告知されたわけですが、それまで正体を明かさなかった理由は?

森友嵐士:楽曲を一番に届けたかったからです。誰が歌っているとかそういうことじゃなくて、楽曲をまず先行させていくところから始めたかったんです。morioniというユニット名を付けた理由もそれが大きかったですね。例えば、 “森友嵐士と鬼龍院翔”というアーティスト名でもよかったわけじゃないですか?

鬼龍院翔:でも、初めからバレバレなので、すぐには分からない名前で。

森友嵐士:でも、ちょっとニヤッとしたり、後から知って笑っちゃうようなのがいいねってことで、morioniになりました。

鬼龍院翔:はい。わかりやすい名前にしました。単純に森友さんの“mori”、そして僕、鬼龍院の鬼という字から“oni”、それらを並べたんです。“テゴマス”さんみたいな感じで、皆が覚えやすくてゴロがいいのがいいんじゃないですかねってことで。

──お互い“mori”、“oni”と呼び合っているわけではないですよね?

森友嵐士:僕は“鬼龍院くん”。

鬼龍院翔:僕は“森友さん”です。

森友嵐士:かわいいでしょ? 2人とも(微笑)。

──鬼龍院さんは“キリショー”とは呼ばれてないんですか?

森友嵐士:みんなは“キリショー”って呼ぶんでしょ?

鬼龍院翔:そうですね。

森友嵐士:僕はなんか、“鬼龍院くん”って感じなんだよね。

鬼龍院翔:森友さんは、人の呼び方まで紳士的なんです。

──なるほど。では、お2人がユニットを結成しようと思ったきっかけを教えてもらえますか?

鬼龍院翔:1年ちょっと前ぐらいにテレビ番組でご一緒させていただいたんですよ。そのときに、番組のなかでT-BOLANの「離したくはない」を一緒に歌わせてもらったのですが……これがどうやら番組に仕組まれていたみたいなんですよ(笑)。

森友嵐士:後からわかったんだけど、僕のところに届いたメッセージと鬼龍院くんのところに届いたメッセージが違うんだよね?(笑)

鬼龍院翔:はい。

森友嵐士:僕はその日に弾き語りをやる予定はなかったんだけど、当日プロデューサーから弾き語りをやってもらえないかという話が来たんですね。そこで僕は「生ピアノがあるならいいですよ」と応えたんです。その話が終わった後に、別のスタッフから「実は鬼龍院さんが「離したくはない」を練習していまして、一緒にやりたがっているんですけど」と言われて。「え?そうなの?」と。僕はそれまで鬼龍院くんに会ったことがなかったから、紹介してもらったんですよ。

morioni 「サヨナラは歩き出す」

鬼龍院翔:そうですね。僕は僕で「森友さん一緒に歌うことになりそうだよ」と聞かされていたので「なら練習しなきゃ!」と思ってやっていたんですけど……たぶんそこをスタッフの方が森友さんに伝えたのかなと。だから、ちょっとだけ仕組まれていた感はあるんですよね(笑)。

森友嵐士:それで、本番の数時間前に「はじめまして」って初めて対面して、1回合わせて歌っただけなんですよ。

鬼龍院翔:あれは……超コワかったです(笑)。

森友嵐士:でも、すごくいい感じだったよ。

鬼龍院翔:はい、やってみたらとても評判がよかったんです。今はあの番組のプロデューサーさんにとても感謝しています。

森友嵐士:あれがなかったらこのユニットもなかったですね。それで、歌い終わった後に連絡先を交換し合って。まずはいろいろ話をしようかってことで連絡を取り合うようになり。そして2014年の夏ぐらいだったかな? ある方のコンサートに行ったときに、偶然ばったり会ったんですよ。僕が控え室に入ったら、一人少年のようにポツンと鬼龍院くんが座っていて。それまでも「また共演できたらいいね」って話は軽くしていたんだけど、その控え室で「コラボとかやりたいね」ってところまで話が盛り上がったんですよ。そのときはノーアイデアで話していたから、お互い何かアイデアが浮かんで“こんなことができたらいいね”ってものが思いついたら連絡を取り合おうって話でそのときは別れたのかな。

鬼龍院翔:はい。テレビ番組のプロデューサーさんが仕組んだこととか、その後、コンサートの控え室で偶然お会いしてお話ができたこととか。いろんなことが重なって。


◆森友さんが書いてくれた歌詞を見て、二人の出会いを考えさせられて
これは歌う意義がある楽曲だなと思いました



──不思議な縁があったのでしょうね。

森友嵐士:それから僕は、鬼龍院くんと一緒にやるならどんな曲がいいんだろうって、おぼろげながらいろいろ考えていて。基本的に僕は日常の中でふと思ったことを曲にしていくタイプなんですけど、でも、それじゃあ面白くないなと思って。鬼龍院くんとやるなら何かテーマを決めてやろうって思ったときに“旅立ち”“卒業”というキーワードを思いついたんです。夏だったんですけどね(笑)。僕、鬼龍院くんにすごくピュアなイメージを持ってるんですよ。なんだろうな……真っ直ぐに向かってくる感じ。歌い方はすごく濃いと思うんだけど、ピュアなんだよね、歌の持つエネルギーが。 “旅立ち”、“卒業”というキーワードを思いついたのは、その“ピュアさ”に関係してると思う。そんななか、僕の仲間内にJINがいて、彼はGReeeeNの「キセキ」とか「遥か」を書いているんですよね。ある日JINと飲んでるときに、曲は僕が書いても鬼龍院くんが書いてもよかったんだけど、ふとここをトリプルにしたらもっと面白いかなと思ったんですよ。

──自分たち以外にもう一人クリエーターが入っても面白いのではないかと。

森友嵐士:そう。それで「JINさ、僕と鬼龍院くんがダブルボーカルで歌える曲書かない?」って話をしたら「いいっすよ」って快諾してくれて(笑)。そこでみんなが歌って、自分の思いをその曲に重ねられるような曲がいいなって依頼したんですよ。そこでいくつか上がってきたなかに今回の曲があって。聴いた瞬間に「コレだ!」と思ったんですね。そこに僕が歌詞をのっけたものを「鬼龍院くんさ、こんな感じの曲があるんだけど」って伝えたんですよ。

鬼龍院翔:いろんな偶然が重なって一緒にやるようになったことも不思議じゃないですか? 森友さんが書いてくれた歌詞を見て、一緒にやるということ、二人の出会いを考えさせられて、これは歌う意義がある楽曲だなと思いました。

森友嵐士:この曲はメロディーはいたってシンプルなんですよ。ただ、僕が歌うと難しく聴こえちゃうみたいなんだけど(笑)。

鬼龍院翔:森友さんは歌うときにクセをつけるので。

森友嵐士:ある先輩に「シンプルなメロディーなんだけど森友が歌うと難しく聴こえるな」って言われて「そうっすか?」って大笑いしたんですけど。

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