【ライブレポート】ボヤケルズ、上京2年目の東京ワンマン「ハッピーバレンタイン!…いや、ハッピーワンマンライブ!」

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鹿児島発の“お芋ロックバンド”ボヤケルズ。上京後、東京で遂げた進化の全てを詰め込んだ2ndミニアルバム「ビヨンド」を昨年9月にリリースした彼らが、2月14日にバンド初となる東京でのワンマンライブを開催した。

◆ボヤケルズ<ビヨンド・ふるさとWレコ発~芋が芋であるためにツアー> 東京公演 写真

バレンタインの空気が溢れる真冬の渋谷eggman。集まった200人のお芋ファンを前に、ボヤケルズの4人は初のSEバックでの登場を見せた。

「<ビヨンド・ふるさとWレコ発~芋が芋であるためにツアー> 、渋谷eggmanワンマンへようこそ。鹿児島なまりの4人組、ボヤケルズです。今日は初のワンマンなので、とことん演奏します!」力に溢れるわかまつごう(Vo)の言葉から、疾走感溢れるナンバー「to the space」で公演は幕を空けた。

続いての「ゆっくりとさよならをとなえる」から、わかまつ曰く"ボヤケルズ唯一のシャレオツナンバー"「ダンスが上手く踊れナイト」へ。生きる喜びを全身で奏で上げるバンドの前にオーディエンスは自然と踊り出し、曲名に反して会場は一気にダンスフロア状態に。


「とうとうこの日が来ました。上京して2年が経ちました。今日はもちろん皆さんに楽しんでもらいたいんですけど、何よりもやっている自分達が一番楽しみたい。」と語るわかまつ。あくまで自然体の彼らの原点・1stアルバム「上京48日目」の1曲目「星をたべる」、そして故郷への郷愁や今の 決意を歌う「ゆーやけあきいろ」「えんそく」が続く。

ここで立元・渡口・松下の3人がステージを後にして、わかまつのアコースティックギター・弾き語りパートに。最高になったボルテージをクールダウンさせつつ歌い上げる「かごしまなまり」「砂時計」に、誰もが聴き入った。「東京に来て初ワンマンでね。何よりも、歌えるのが嬉しいです。」


中盤戦は「run run run」でスタート。ボヤケルズ随一の高速ギターロックナンバー「マーブル」からの、上京2年目の思いを詰め込んだ最新シングル「ふるさと」へ。「みなさんそれぞれにふるさとがあると思いますが、来るものも去るものも包んでくれるのがふるさと。そんなものを思い浮かべながらつくった曲です。」

間髪も入れず、2ndミニアルバム「ビヨンド」での「マーブル」に並ぶリードソング「ゆー」、ボヤケルズのNo.1キラーチューン「うたはしなない」というボヤケルズの真骨頂といえる2曲で畳み掛け、「ときがたつってことは」で本編は幕を閉じる。

アンコールでは和やかな空気の中、メンバー全員から感謝の想いが告げられた。

「東京に来て2年で渋谷という土地で演奏できて、ここにいる人は2年前出会ってなかった人ばかりだと思うと、感慨深いものがあります。今日はありがとうございます。」── 渡口史郎(Ba)

「もう今日は楽しくて。やっぱり自分にはギターしかないなと思いました。これからもよろしくお願いします。」── 立元芳明(G)

「鹿児島から4人で出てきて、うまくいったりいかなかったりですけど、今日はこんなに来て頂いて、もう感謝しかないです。ありがとうございます。」──松下千穂里(Dr)

「この4人で東京に出てきて2年やってきて、皆さんに支えられてばかりです。助けてくれる人が増えたり、応援してくれる人が増えたり、今日はそのひとつの形で。本当に嬉しいと思っています。皆さんに1ミリでも返したい、少しずつでも皆さんに応えたいと思っているので。応えるから!」──わかまつごう


「いつも何かする時は悩んでしまうし、それでも一歩一歩進んでいかなければいけない。いーのか?といーんだ!の間には、人によって、何十、何百、何千もの葛藤がある。それでも、最後は自分にケジメを付けて前に進まなければいけない。ここに来ている皆さんと、僕達ボヤケルズが、いーんだ!と答えを見つけて前に進めますように……。」上京2年間の葛藤と真摯に向かいあったわかまつだからこそ伝えられる、メッセージソング「いーのか、いーんだ」。会場を埋め尽くす終わらない笑顔に包まれ、この日の公演は彼ららしい大団円を迎えた。

「またどこかで会いましょう。今日はありがとう!ハッピーバレンタイン!…いや、ハッピーワンマンライブ!」

ボヤケルズは今週末2月22日(日)に、ふるさと鹿児島への凱旋公演となる<ビヨンド・ふるさとWレコ発 ~芋が芋であるためにtour~ ワンマンライブ鹿児島編>へと臨む。お芋バンドの上京2年目の有終の美を、そしてこれから彼らが向かう未来がそこに描かれるはずだ。

写真:KEIKO TANABE

セットリスト<ビヨンド・ふるさとWレコ発 ~芋が芋であるためにtour~ >
ワンマンライブ東京編

1.to the space
2.ゆっくりとさよならをとなえる
3.ダンスが上手く踊れナイト
4.星をたべる
5.ゆーやけあきいろ
6.えんそく
7.かごしまなまり(弾き語り)
8.砂時計(弾き語り)
9.run run run
10.マーブル
11.ふるさと
12.ゆー
13.うたはしなない
14.ときがたつってことは
EN.いーのか、いーんだ

<ビヨンド・ふるさとWレコ発 ~芋が芋であるためにtour~ >
ワンマンライブ鹿児島編

2015年2月22日(日)  鹿児島CAPARVO HALL
O.A:ボヤケヌズ/ムヒ/クッキリズ/東郷さくら
前売 3,000円 当日 3,500円 ドリンク代別(500円)
※学割あり。当日同時ご入場に学生証提示で、大学・専門学生500円、高校生以下1,000円キャッシュバック。
※チケット購入者特典あり。特典は当日ご入場時にお渡しします。

◆ボヤケルズ オフィシャルサイト
◆ボヤケルズ Twitter
◆ボヤケルズ Facebook
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