在日ファンク、メジャー1stシングルで「湯水のように金を使う」を有言実行

在日ファンクが、5月6日にメジャー1stシングル『ぜいたく』をリリースすることを発表した。

◆在日ファンク 画像

今回のリリースは、本日2月24日に恵比寿LIQUIDROOMで開催された自主企画＜ば＞Vol.1のステージ上で、フロントマンの浜野謙太から直接アナウンスされた。シングル収録曲のタイトルは、「わからん」と「ぜいたく」。「わからん」は、NHK Eテレで放送中の長寿アニメ『おじゃる丸』の新シリーズのエンディングテーマに決定しており、「ぜいたく」は、TOKYO MXにてTVドラマ化が決定し話題となっている、人気漫画『食の軍師』（日本文芸社『週刊漫画ゴラク』にて連載中）の主題歌となっている。なお、両番組ともに4月からオンエアされるということだ。

また3曲目は、在日ファンクが2014年秋に全国14公演を巡った『笑うな』発売記念となるツアー＜『笑うな』ツアーオンパレード2014＞よりメンバー責任監修のライブ音源ベストテイク集が収録される。なんと、総収録時間は60分を越える見込み。

これまでにも在日ファンクは、リミックスやスプリットといったシングルのリリースはあったものの、オリジナル音源が収録されたシングルは今回が初で、満を持してのリリースとなる。2014年9月に、彼らが日本コロムビアよりメジャーデビューした際に発言した所信表明「湯水のように金を使う」という流れを受ける、“ぜいたく”な作品内容となった。

また今作リリースにともなって、5月に開催される予定のゲストバンドを迎えた対バンツアーは、＜在日ファンク『ぜいたく』発売記念わからんツアー＞と題されることも明らかになった。

楽曲「わからん」について、浜野謙太はこのようにコメントを寄せている。

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「なんで音源なんて出さなきゃいけないのか。
メジャーに入ったから？契約だから？雰囲気的にみんなやってるから？
世界的には配信とアナログだけど日本ではまだCDだから？
そんなことよりも、アーティストは主体的であるべき！、、、
というのも果たしてそうなのかあ？どうかなのか詰まる所わからん。
って曲。
どうやったら花開くのか、分からずもがいて苦しんでぶつかってまた立ち上がる。
おじゃる丸の異物キャラ、うすいさちよと在日ファンクは、“わからん”の同胞なのだ。」

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続いて、「ぜいたく」についてはこのようなコメントが。

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「お金を湯水のように使って贅沢したい！とメジャーに所属した途端…大変そうだな…コロムビア。世知辛いな…。でもそうかなるほど。おれらにいかに贅沢させるか。その贅沢それ自体への信頼。それが苦渋の決断の根幹にあるのだと考えると…
ありがとう日本コロムビア。おれら最後まで贅沢するぜ。贅沢して贅沢して音楽の限りを尽くしてみせるぜ！約束だぜ！
って曲。
テーマ曲としてこの曲を使ってくれる、TOKYO MXのドラマ『食の軍師』は戦国の世界と現代を行き来する荘厳ぜいたくスペクタクル食ドラマ。9チャンでスペクタクル…その通り。MXにはMXの、おれらにはおれらのぜいたくのやり方があるのだ。」

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最後に、ライブ映像“『笑うな』ツアーオンパレード2014”についてはこのように語っている。

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「去年出したメジャーデビューアルバム『笑うな』のレコ発ツアー。各地のライブからベストテイクを切って集めて繋ぎ合わせて一つのライブに作り上げたという1Track。当初、ツアーのとある日のライブをちゃんとした録音機材で録ってたからミックスして出そうって言われたんだが、俺はイヤだった。だって各地でそれぞれ奇跡の演奏があった。そしておれの手元には、メンバーの慣れ親しんだ録音機で録っておいた割れたりしてるけど、臨場感があってそれがむしろカッコイイ音源データ。
こっちの方がおれたちのリアルだということは決まりきっていた。
だからおれは言ってやったんだ。
「あの、、、ちょっと思っちゃったんですけど、、ツアーのぅ、、か、各地のいいところだけを切って集めて、一つのライブ音源ってことにしちゃうなんてのは、、ど、どうでしょうかね？」
おれのこのキレのいいアイデアに、コロムビアの担当者はぐぅの音も出ないようだった。
だって誰になんと言われようとこれが俺らなりの心底な誠意だ。」

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［番組情報］
『おじゃる丸』
NHK Eテレ 毎週水～金曜日 18:00～18:10
初回OA：4月1日（水）18:00～

『食の軍師』
TOKYO MX 4月放送スタート
出演：津田寛治、高岡奏輔 、篠井英介

（c）犬丸りん・NHK・NEP

（c）久住昌之・和泉晴紀／日本文芸社