スパガ・後藤彩が最後の公演。渡邉幸愛「子供が生まれたら“後藤彩”って付けたいくらい大好き」

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SUPER☆GiRLSが、3月1日に単独公演<SUPER☆GiRLS Special ONE day ~Thank you 510~>を品川インターシティホールにて開催した。3月末をもってグループ卒業・芸能界引退を表明している後藤彩にとっては、この公演が卒業前ラストのコンサートということもあり、公演には昼夜合わせて1500人のファンが集結。後藤に熱い声援を送り続けた。

◆<SUPER☆GiRLS Special ONE day ~Thank you 510~>会見、アンコール画像

開演前、報道陣を前に会見に応じたSUPER☆GiRLSの12人。後藤は最後のコンサートを前に「私が1月10日に卒業発表してから、この日までがホンマにあっという間だったんですけど、でもこうして第2章のSUPER☆GiRLSの12人としてはラストなので、最後まで全力で楽しみたいと思っています。いつもと気分は違いますね。いつもなら「次がある」という気持ちでまたやっているんですけど、こういうステージに立つのがラストなので、悔いのないように挑みたいと思います。」と意気込みを語る。ちなみに、最後の公演を前に、彼女は朝から「緊張したりするとひとりで歌う癖があるんですけど、今日は鏡に向かって、「(怪しい動き付きで)自分大丈夫、頑張れる♪」ってやってきました。」と告白すると、その挙動を見ていたメンバーたちからは心配する声が上がっていた。

そんな後藤との思い出を、前島亜美は、「新メンバーが入るまでは最年少で、そのひとつ上がごっちゃんだったので、ふたりでよくホテルで、二人部屋で話したんですけど、ほんとうに天性の面白さをもった素敵な子だったので、卒業するのがすごく残念だなって気がするんですけど、その面白さだったり今までのやる気だったりを全部ぶつけてくれれば。」とコメント。さらに自ら「びっくりするくらい面白くない人間」という浅川梨奈は、「(後藤の面白さは)憧れ。今日その面白さを少しでも吸収できれば。」と話す。すると、せっかくだから面白いことをやってみては? と報道陣に促されてしまう。そこで浅川は、プロモーションのために訪れたという静岡でやった一発ギャグ「抹茶」を披露。背中を向くだけ、というギャグだが、なんだかやりきって満足気な浅川。微妙な空気に変わってしまったことを感じ取ったメンバーたちは「ほんとすみません!」と次々に頭を下げる。そして、お手本を見せるように言われた後藤は、「パクリじゃん!」という周りからの批判も顧みずに、FUJIWARA・原西の爽健美茶の一発ギャグを披露してみせた。


「この(一発ギャグの)後に言うの気まずいんですけど……。ごっちゃんとは同い年の高校3年生で、5年間本当に一番近くでいろんな相談しましたし、支えてくれたので、正直すごい寂しいというのはあるんですけど、最後はごっちゃんらしく、涙は見せない明るい卒業公演にできればと思ってます。」と、田中美麗。渡邉幸愛は「自分が悩んだりした時に声をかけてくれたのが後藤さん。話をしているだけで落ち着く、すごい大きい存在。卒業は寂しい気持ちもあるんですけど、後藤さんは後藤さんの夢を進んでいくので、私たちも負けないように、SUPER☆GiRLSとして前に進んで行きたいなって思います。」と話す。

リーダー・志村理佳は「私たち、ちょっとメンバーの中でもおバカなほうで、「関東のバカ(志村)」と「関西のアホ(後藤)」って。OBK姉妹って言われてたんですね。CMやグラビア、レギュラー番組のロケなど、ふたりで行動することがたくさんあったので、OBK姉妹ってみなさんに言われなくなってしまうのは、寂しい気持ちはあるんですけど、今日はとことん楽しんで、おバカっぷりを出していければいいなと思います。」と振り返る。その話に後藤が「実は、ほかのメンバーにもおバカはいて、私と志村はわかりやすいバカだったりするんですけど……」と付け加えて、さらに「隠さないバカなんです!」と志村。すると荒井玲良が「隠れないバカなんだよ。」とツッコミを入れて、報道陣の笑いを誘った。ちなみに志村曰く、「幸愛とか田中が(おバカ)予備軍だと思っているので、期待しております!」とのこと。

溝手るかは「同じ関西出身で、上京するまでは本当に家族より一緒にいた存在で、お互いに支えあってきた5年間でした。本当は寂しい気持ちがたくさんあるんですけど、今日はごっちゃんの夢を受け止める想いで公演を頑張りたいと思います。」と述べ、勝田梨乃は「ライブの内容や打ち合わせでヒートアップした時にポジティブに緩和してくれるのがごっちゃんでした。その存在がいなくなるのはとても寂しいんですけど、5周年のスパガはここで止まるわけにはいかないので、もっともっと上を目指していければと思います。」と語る。そして荒井玲良は「後藤とはオーディションからの付き合いなんですけど、その時から変わってるなと思ってたんですけど、スパガで活動してからそれがより増して、もしかしたら宇宙人なんじゃないかと思ってました。抜けるのは寂しいんですが、スパガに良いスパイスを与える後藤の代わりになる存在がスパガの中で現れてくれればいいなと思います。」と、現メンバーの中に燻る才能、未来の可能性に期待を寄せる。

宮崎理奈は、オーディションの頃を思い出しながら、「オーディションで合宿があったんですけど、寝ている時に私の隣りがごっちゃんだったんです。初めての旅行みたいな感覚だったのに、ごっちゃんが寝ている間に「ぐわっ!」って言い出して。私、「ほんとにヤバい子だ」って思って。「絶対この子、取り憑かれてるんだな」っていう印象から入って。「絶対この子、受からない」って思っていたんですけど、でも、まさかで受かって(笑)。」と笑いを挟みつつ「今、こうやって5年経って卒業しちゃうのは寂しいんですけど、人生は一期一会だから。ごっちゃんの夢も叶えて、私たちも夢を叶えて、一人前のアイドルになれればと思ってます。」と、語る。

「私がこのiDOL Streetに入るきっかけになったのが後藤さんだったので、本当にたくさん支えて頂きましたし、スパガに入った時もいろんな事を聞いてくれて、たくさんいろんな物をもらったので、今日はその感謝の気持ちを伝えたいです。」と、今日の公演に対する気合いを口にする内村莉彩。そして渡邉ひかるは、「私と後藤はすごい当初、人見知りで、すごくふたりで悩んでいた時期もあったのですが、今、スパガのテーマに「変化」というのがあるんですが、一番その変化が見られた子なんじゃないかなと思います。なので、ここで12人のステージは最後になるんですけど、第2章を全力でこのステージを楽しんで終わりたいと思います。」とコメントした。

卒業後は、普通の女の子に戻って、そしてSUPER☆GiRLSとしての活動をしてから見つけたという新たな夢に向けて歩み出す後藤。「今日は後藤さん主役ですね。」という報道陣の問いかけに、「はい。これまではメンバーが12人もいるのでセンター的なポジションではなかったのですが、今日は本当にラストなので、最高なセンターを務めさせていただきたいと思います。」と目を輝かせるが、即座に「センターじゃない!」と、全員から総ツッコミを受けるなど、最後まで彼女のキャラクターが存分に発揮された会見となった。
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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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