【ライブレポート】ノエル・ギャラガー、貫禄と余裕のシンガロング

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▲ノエル・ギャラガー(右)とジョ二―・マー(左)3/9マンチェスター公演より

新作『チェイシング・イエスタデイ』が3/8付UKチャートで1位に輝いたばかりという絶好のタイミングで、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズが3月10日ロンドンのO2アリーナ公演を開催した。

◆ノエル・ギャラガー画像

疾走感溢れるオープニング曲「ドゥ・ザ・ダメージ」でスタートしたライヴは、前作からのヒット曲「エヴリバディ・オン・ザ・ラン」、オアシス時代からの人気曲「フェイド・アウェイ」を立て続けに演奏し、一気に会場を盛り上げた。

「おい、サイコーの火曜日に集まったロンドンの皆、元気か?先週発売された俺のニュー・アルバムが1位を獲得しただけじゃなくて、UKで2015年に発売されたアルバムとしては、今のところ“最速最多売上”を記録したらしいぜ!これは俺のアルバムじゃなくて、“俺たちの”アルバムだ。みんな、ありがとうな!」とアニキ節で観客を沸かせた後、新作の先行シングル「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・モーメント」を含む新旧のソロ曲を披露。そして、中盤ではオアシス・アンセム「シャンペン・スーパーノヴァ」で更にヒート・アップし、ノエルの歌声が聴こえないほどファン達が大合唱。

今回のツアーは約20人のクワイアを従えた他、新作のハイライトでもあるサックスを含むブラス隊が大フィーチャーされており、新譜発売1週後にして大勢の観客が新曲をシンガロングしていたことでも、ノエルの新境地が本国のファン達に熱く支持されていることが伺えるものとなった。これまでとは一味違った宇宙的なフレイヴァーも感じられる新たなサウンドと連動したグラフィックや映像が巨大スクリーンに映し出され、ビジュアル面でもその壮大さが見事に表現されていた。一方、口調はいつも変わらず、興奮してステージ前方で騒ぐファンに向かって「さては…オマエは北部出身だな?」「オマエら、サッカーの試合に来たのかよ?」と話しかけ、観客の笑いを取る姿も。

ラスト・ナンバーは「妻に捧げる」と紹介後に、ファースト・ソロ作から「イフ・アイ・ハッド・ア・ガン」。鳴り止まぬ拍手に応えて再登場したアンコール1曲目ではなんと名曲「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」を披露。約2万人の大合唱で最高潮の盛り上がりを見せた後、「AKA…ホワット・ア・ライフ!」、そしてイントロのクワイアが印象的なアレンジのオアシス・ナンバー「マスタープラン」で幕を閉じ、ソロ・アーティストとしても揺るぎない地位を見事に確立したトップスターの貫禄と余裕を見せつけた。

残念ながらこの日の02アリーナには見られなかったが、前日3月9日のマンチェスター・アリーナで行われた公演には、新作でもギターを披露しているジョニー・マーが、最新シングル「バラード・オブ・ザ・マイティ・アイ」で飛び入り参加し、会場を大いに盛り上げるというファンにはたまらないサプライズもあった。

そんなノエル・ギャラガーの待望の日本公演は4月に行われるが、全国5都市全7公演で、本番前の貴重なリハーサルを見学することができる<サウンドチェックパーティ>の開催も発表となった。ノエル・ギャラガー日本公式サイトでは、各公演2組4名様を招待するという。こちらも是非チェックを。

写真:Jill Furmanovsky

<ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズJapan Tour 2015:サウンドチェックパーティへ各公演2組4名様をご招待!>

大阪 4/6(月)フェスティバルホール 追加公演
大阪 4/7(火)フェスティバルホール SOLD OUT!
広島 4/9(木) 広島文化学園HBG ホール チケット残り僅か
福岡 4/11(土)ZEPP FUKUOKA SOLD OUT
名古屋 4/13(月)ZEPP NAGOYA SOLD OUT
東京 4/15(水)日本武道館 SOLD OUT
東京 4/16(木)日本武道館 追加公演!

◆ノエル・ギャラガー日本公式サイト
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