DaizyStripperが3月17日の梅田クラブクアトロ公演を皮切りに、東名阪ツアー<DaizyStripper「ARREST TOUR」>を開催する。同ツアーはバンド史上最速BPMのシングル「ARREST」をひっさげて行われるもの。5人体制復活第一弾シングルリリース後のツアーという意味でも注目が集まるところだ。

◆ LIVE DVD『Winter Box Disorder”追加公演2014.12.15 in TSUTAYA O-EAST』SPOT

ギタリストのまゆがバンド活動を一時休止したのは2013年末のこと。以降、バンドは4人で活動を継続し、まゆは単身アメリカで自身のサウンドを突き詰めていた。そしてリリースされるシングルのタイトル曲には、ギタリストまゆが一時的にバンドを離れた後、4人で活動していたときの赤裸々な気持ち、5人が再集結したときの勢いがパッケージされた。生々しくもThat's“DaizyStripper”な仕上がり。もっとバンドとして強く自由になるために乗り越えなければならなかった日々があったからこそ、5人で笑いあえる“今”がある。シングルや、いよいよ開催される東名阪ツアーはもとより、彼らにとって最も大切なライブを軸に、バンドのシリアスな部分からステージ上でのマル秘おもしろエピソード、そしてまゆ復活を遂げたツアー<Winter Box Disorder>の追加公演を収めたDVD『Winter Box Disorder”追加公演2014.12.15 in TSUTAYA O-EAST』の見どころまで、メンバー5人にたっぷりと話を聞いた。

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■経験が自分たちを成長させてくれたなって
■いい意味で肩の力が抜けたからこそ、ありのままの姿を出せるんですよ

──すでにリリースされているシングル「ARREST」は一時活動を休止していたギターのまゆさんが復帰して5人のDaizyStripperとして復活した第1弾シングルでもあり、勢いのカタマリのようなパワフルなロックチューンに仕上がりましたね。

まゆ:俺はまず、この5人でまた作品を出せたことが嬉しかったですね。自分が活動を休むこともあって、2014年が開けたときには先のことがわからなかったんです。「ARREST」は見えなかった未来を現実にできた作品でもあるし、全員が2014年を駆け抜けたからこそのエネルギーが詰まった曲になったと思っています。

──そういう想いが溢れ出している曲ですよね。

風弥:まゆは去年、1人でアメリカに行って武者修行的な活動していたんですけれど、DaizyStripper自体は4人でやろうって動きを止めなかったので、あらためて5人でやる意味を楽曲で提示したかったんですよね。

──歌詞にも、5人でまた音を出せる喜びだったり、まゆさんへの想いが込められていますもんね。

夕霧:まゆが戻ってきて「5人で復活シングル出そうぜ」っていう話になったときに俺は“YNMRK”っていう5人のイニシャルを歌詞に入れたかったんですよ。そういうことを風弥に伝えたら、すごくスピード感のある曲を持ってきてくれて、DaizyStripperのシングルの中では最速の曲になったんです。激しいし、攻撃的なんだけど、サビがメロディアスで切なくもある。「いいじゃん」って思いましたね。

風弥:この5人でないと演奏できない曲にしたかったんですよ。曲間でひとりひとりの音が重なって展開していく部分は5人がここに居るっていうことを表現したかった。それと、まゆがいない間、僕らは『TRUGUS』というアルバムを作ったんですが、そこで培った攻撃力も取り入れましたね。

夕霧:そんな経緯があるから、リアルで等身大の言葉をのせたかったんですよ。「ARREST」の歌詞はほぼ実話で、そのときに感じたことをリアルに書いてる。それでいて万人受けする内容になったと思っているんですけど。

──ラブソングにも捉えられますもんね。

夕霧:そうですね。まゆに向けてのメッセージでもあるし、ファンに向けても書いている言葉でもあって。

──“君が居なくて つらかった”という歌詞が出てきますが、まゆさんはグッときちゃいましたか?

まゆ:ちょっと恥ずかしい部分もありつつ、生々しいぐらいに突き刺さるなと思ってグッときましたね。と同時にこの曲は伝わるだろうなと思ったし。

なお:今も曲を聴いたり、ライヴで演奏するといろいろなことを走馬灯のように思い出すんですよ。“もうダメかと思った”っていう歌詞もそういうことを経験したからこそ書ける。

──乗り越えたからこそ書ける歌詞ですよね。

Rei:ホントにいろいろなことがあったなと思える楽曲になってますね。まゆも僕ら4人もお互いがライバルだという意識で活動してきて、5人に戻ったときに最大の力を発揮できたのがこの曲だし、経験が自分たちを成長させてくれたなって。さっき夕霧がリアルって言っていましたけど、僕ら、いい意味で肩の力が抜けたからこそ、ありのままの姿を出せるんですよ。

──ヴォーカルも演奏も解き放たれてますよね。レコーディング中のエピソードは?

風弥:いちばんの違いはやっぱりギターだよね。

なお:2人いるからね(笑)。

──(笑)。同じ5人のDaizyStripperでも、復活前と復活後では違った部分を感じたと思うんですよ。

夕霧:まゆが戻ってきて、街のスタジオで「よお、久しぶり」って音を出したときは、たった半年なのに重みが違ったし、「この感覚、言葉にできないな」と思ったけど、すごく心地よかったね。ゆりかごみたいで。

まゆ:言葉にはしづらいね。みんなの音が溶けるというか。

──今まではどうだったんですか?

なお:ははは。いい質問だね。

まゆ:アメリカに行く前は自分にのしかかってくる負荷が大きくて、5人の音を楽しむというよりも“こう弾かなきゃ”とか、“あそこでミスったらどうしよう”って考えて弾いてたんだけど、今は自然体で弾けるんですよね。一緒に音を出してみて、“今のほうが全然、楽しいぞ”って。

夕霧:大きい男になって帰ってきました。ギターソロ弾いてる背中もいい表情してる。

まゆ:ありがとう(笑)。

夕霧:足に繋がっていた鎖をアメリカに置いてきたような感じがしましたね。それは俺ら4人も同じで檻の中にいる「G.Z.S.K.K」のジャケットでも表現したけど、今は身体が軽い。

──いい状況でゴレンジャーが揃いましたか?

なお:そう、そう。やっとピンクが帰ってきて(笑)。

夕霧:モモレンジャーがね。女性役だけど(笑)。

まゆ:まぁ、いなきゃいけない要素だけど。

Rei:重要重要(笑)。

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