ジョン・レジェンドとコモン、アカデミー賞で本名を呼ばれ…

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先月開かれた第87回アカデミー賞で、ジョン・レジェンド&コモンの「Glory」(映画『Selma』より)が最優秀オリジナル・ソング(歌曲賞)を受賞した際、プレゼンターが彼らの本名を読み上げたため、一瞬、それが誰なのかわからず戸惑った人も少なくなかった。

◆ジョン・レジェン画像

ジョン・トラボルタとステージに上がった前年度の受賞者イディナ・メンゼルは、封書を開き、「ジョン・スティーヴンスとロニー・リンの「Glory」」と、受賞アーティストと作品を発表した。

当然、それが自分だと知るジョン・レジェンド自身でさえ、これには驚いたそうだ。Contactmuscic.comによると、彼はこう話した。「間違いなく、驚いたね。僕は、“OK、僕らは誰なのか、わかってる”って感じだったけど、オーディエンスは周りを見回していた。“誰なんだ?”って」

一方のコモンは嬉しかったという。彼の本名ロニー・リンは、亡くなった父親と同じであり、彼がそこにいるような気がしたそうだ。「ロニー・リンって呼ばれたのは、僕にとっては意味があったよ。父の名前だからね。彼は9月に亡くなったんだ。だから、ロニー・リンって言われたときは心に響いた。父(のスピリットが)がそこにあった」

「Glory」はアカデミー賞のほか、ゴールデン・グローブ賞、Critics’ Choice Awards、Georgia Film Critics Association、African-American Film Critics Associationも受賞。公民権運動の真っ只中1965年に起きた「血の日曜日(Selma to Montgomery Marches)」を描いた『Selma』は、6月に日本で公開される。コモンは音楽だけでなく、公民権運動のリーダーの1人ジェイムス・ベヴェル役で出演もしている。

Ako Suzuki
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