新生モーニング娘。が全国ツアー初日。新メンバー4人のカラーも決定

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2014年11月に道重さゆみが卒業し、譜久村聖が9代目リーダーとなった新生モーニング娘。が、3月14日より全国ツアー<モーニング娘。'15コンサートツアー春 ~ GRADATION ~>をスタートさせた。

◆<モーニング娘。'15コンサートツアー春 ~ GRADATION ~>初日公演 画像

オフィシャルのレポートをお届けしよう。

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シルバーの衣装に身をまとったメンバーが次々にステージに現れ、オープニングは4月15日に発売するトリプルA面シングル「青春小僧が泣いている」で幕が開けた。曲中に入る独特なブレイクが印象的なクールな楽曲で、彼女たちが得意とするフォーメンションダンスを披露。12期の加入でメンバーが増員し、織り成すダンスも完全に迫力を増している。この中に新人が4人いるとは思えない一体感で、のっけからパワーを見せつけてきた。

オープニング映像後、色とりどり13色のイメージカラー衣装にチェンジしたメンバーが再び登場し、4月発売のトリプルA面ニューシングルから「夕暮れは雨上がり」も初披露。出会いと別れの多いこの時期の春の門出にはぴったりの応援ソングだ。

さらに、今回のツアーの為に作られた新バージョンの「女子かしまし物語」も初披露された。同楽曲は、メンバーの個性や特徴を歌詞に反映した、いわば“メンバー紹介楽曲”として2004年にシングルが発売。それ以降、メンバーの加入や変動などにともない毎回歌詞が変わり、長きに渡り継承されてきているモーニング娘。の伝統曲だ。CD化されたバージョンもいつくか存在するが、8期メンバー加入以降はコンサートでしか聴けないレアな作品となっており、今回も懐かしいイントロが流れた瞬間に会場のファンからは歓声が上がったほどだった。11期の小田さくら、12期の尾形春水・野中美希・牧野真莉愛・羽賀朱音は、今回の新バージョンで初めて自分のパートの歌詞をもらい披露したが、メンバーの特徴を捉えた歌詞はコミカルで、会場から笑いが起きる場面も。特に注目すべきは、会場からどよめきが起こった野中の歌詞だろう。

同コンサートでは、90年代後半の楽曲から、俗に言う“プラチナ期”楽曲、ここ数年の間で発表された楽曲など、時代とともに様々なカラーを生み出してきた作品が、ツアータイトルでもある「GRADATION」のように展開されている。そして、今のモーニング娘。'15の13人が表現することで、13色の個性が曲自体を新しく生まれ変わらせたようにも感じる。そんなバラエティに富んだ楽曲で、ステージは目まぐるしく展開していった。

アンコールでは、3月14日公開の『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』の主題歌「イマココカラ」を熱唱し、最後の挨拶となった。

初日の公演を終えて一人一人メッセージを伝え始め、鈴木香音に順番がまわってきた。その途端、突然、鈴木が堪えていた涙を流し始めた。滅多にステージ上で泣くことのない鈴木の涙にメンバーもファンも動揺したのか、驚きのリアクション。年末にケガをしたため、数ヶ月間パフォーマンスができなかったり、新曲のミュージックビデオにも参加できなかった悔しさを乗り越えて、改めてステージに立てることに喜びを実感し、涙ながらに感謝の言葉を語っていた鈴木の姿が印象的であった。

公演終了後、ステージを降りた譜久村からのコメントは以下のとおり。

「リーダーとしてまた、12期メンバー4人も初のコンサートで不安ばかりでした。リーダーとしての役割が増え、とても大変でしたが、メンバー、スタッフさんとコミュニケーションをとることを意識し、リハーサルを重ね、初日を笑顔で迎えられてとてもうれしく思いました。来てくださった方々を前にし、緊張してしまいましたが、全力でコンサートに臨みました。終了後は安心してしまい涙がでてしまいました。始まったばかりなので、公演を重ねるごとに成長できるようにがんばります。」── 譜久村聖(モーニング娘。'15リーダー)
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