ヤマハから初音ミク仕様のインターネット配信向けミキサー「AG03-MIKU」登場、「初音ミクおためしセット」も同梱

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ヤマハは、クリプトン・フューチャー・メディアとのコラボレーションによる小型のミキシングコンソール「AG03-MIKU」を5月下旬より発売する。

◆「AG03-MIKU」~動画~

「AG03-MIKU」は、インターネット配信に便利な機能を搭載したウェブキャスティングミキサー。

ヤマハが2015年1月に発表した「AG03」(5月下旬発売予定)のクリプトン・フューチャー・メディアの協力による「初音ミク」バージョンのモデルとして登場。オリジナルのカラーリングと、「初音ミクV3」のパッケージなどのイラストやMV制作など、マルチに活動するクリエイターiXima氏が本機のために書き起こした「初音ミク」のイラストを施したほか、「初音ミクおためしセット」を同梱する。

最高192kHz/24bitに対応した高音質設計に加え、インターネット配信などに便利なループバック機能やワンタッチでエフェクト・サウンドを実現するDSPなど、幅広い活用ができる基本性能と多くの機能を搭載。USBを通じてコンピューターのソフトウェアから再生される音や楽曲と「AG03-MIKU」の入力端子に接続されたマイクや楽器の音をステレオにミックスし、コンピューターに送り返すことができるため、ストリーミングソフトウェアなどを通じたインターネット配信が簡単に行える。配信時の実況やボーカルの音量を直感的に調節できる60mmのフェーダーもうれしい装備だ。


▲トップパネル(左)とリアパネル(右上)、パッケージ(右下)。トップパネルの入力は、モノラル(MIC / LINE)×1、ステレオ(LINE)/モノ(GUITAR)×1、AUX IN×1。ヘッドセットマイクにも対応(プラグインパワー対応)。出力はMONITOR OUT×2、PHONES×2(ヘッドセットヘッドフォン出力含む)。

マイクの入力は、XLR/フォーンの両プラグに対応。コンデンサーマイクを使用できるファンタム電源も備える。手軽に購入できるヘッドセットマイクが使用できるのもうれしいところだ。楽器の入力は、シンセサイザーなどのラインレベルの出力や、エレキギターやエレキベースなどの出力インピーダンスが高い楽器を直接接続可能。AUX端子も備えるので、スマートフォンやポータブルプレーヤーなどの音を入力することができる。出力は、コンピューターへの出力に加え、ヘッドホンとパワードモニタースピーカーを同時に使用可能。それぞれ独立して音量を調節することができる。

エフェクトには、ヤマハのDSP技術を駆使した「1-TOUCH DSP」を搭載。音声を最適化するCOMP/EQや、美しい響きを付加するEFFECTのいずれもワンタッチで設定できる。さらにWindows/Macに対応したソフトウェア「AG DSP Controller」(別途ダウンロードで提供)を使えば、「1-TOUCH DSP」のCOMP、EQ、ハイパスフィルター、リバーブのパラメーターをエディット可能だ。

また、USBバスパワー駆動に対応。コンピューターと接続できるだけでなく、iPad(iPad 2 以降)との接続にも対応しているため、モバイル環境でも活用可能。iPadとの接続時にはモバイルバッテリーでの駆動にも対応する。

「初音ミクV3」の39日体験版やサウンド素材「SONICWIRE」のフリーサンプル、「VOCALOID4 Editor for Cubase」の39日体験版からなる「初音ミクおためしセット」、Steinbergの音楽制作ソフトウェア「Cubase AI」のダウンロード版ライセンスを同梱も注目。手軽に「初音ミク」の歌声ライブラリを使ったVOCALOID曲の制作や演奏のインターネット配信をはじめることができる。

「AG03-MIKU」は、3月9日の「ニコニコ生放送」公式の特別番組(20時より放送)で、紹介されるほか、3月31日に開催されるライブイベント「WEBCASTING LIVE 2015」でも使用される。気になる方はこちらもチェックを。


製品情報

◆ヤマハ ミキシングコンソール AG03-MIKU
価格:オープン
発売日:2015年5月下旬


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