セリーヌ・ディオン、ライブ活動を再開

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夫の癌が再発し看病に専念するため、2014年夏活動を停止したセリーヌ・ディオンが8月、ラスベガスでの長期公演を再開すると発表した。

◆セリーヌ・ディオン画像

セリーヌは、「ようやく、ファンの皆さんにシーザーズパレスへカムバックすることをお伝えでき、興奮しています。家族は私にとって優先すべき存在ですが、ファンの皆さんのことも大切に思っています。皆さんのために8月27日から再び舞台に立つのが待ちきれません。家族と一緒の時間を与えてもらったことを、皆さんに感謝しています」と語った。

セリーヌ・ディオンの夫で長年彼女のマネージャーを務めていたレネ・アンジェリルは、2013年に癌が再発。セリーヌはしばらくこれを公表していなかったが、彼の手術後、看病に専念するため、すべての活動を停止した。

水曜日(3月25日)、米ABCの番組『Good Morning America』で放送されたインタビューで、セリーヌはステージに立つ直前に夫の病を知ったと、涙ながらにこう話した。「楽屋へ行ったら、ショック状態で沈んでいる彼の姿を見たの。“どうしたの?”って訊いたら、“医者から電話があって、癌が再発したって言われた”って……。正直言って、心臓の鼓動は激しくなったけど、身体は受けつけなかった。“メイキャップしてステージに立って歌わなきゃ、いま感じていることは忘れなきゃ”って感じだった。ステージに立ち歌い、それから、現実が襲ってきた」

セリーヌは、1人では食事ができず、チューブで繋がれた夫の看病を続けてきたが、夫は彼女が歌い続けることを望んだという。セリーヌは『People』誌のインタビューでこう話している。「彼は私がまた歌うことを望んでいる。そして、私は彼と一緒にそうしたい。レネは(初日を)観に来る。ハッピーでハイなショウよ。でも間違いなく私にとってはとてもエモーショナルなものになる」

セリーヌのラスベガス公演は8月27日、シーザーズパレスにて再開。2016年1月17日まで40公演が予定されている。セリーヌは2003年3月からこれまで、シーザーズパレスで927回の公演を開いてきた。

Ako Suzuki
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