寝台特急「北斗星」のラストランが、ハイレゾ音源になって限定無料配信

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ソニーマーケティング株式会社が、3月13、14日をもって定期運行を終えた寝台特急「北斗星」が最後に発着した様子を、3月27日(金)よりハイレゾ音源として数量限定で無料配信することが発表された。

◆寝台特急「北斗星」 画像

去る3月13、14日、27年間におよぶ上野~札幌間の定期運行の歴史に幕を下ろした寝台特急「北斗星」。本音源では、多くの鉄道ファンに見守られた最後の上野駅発着の様子が余すことなく収められている。今回の収録は、ハイレゾ音源に対応したソニーのリニアPCMレコーダー(PCM-D100)2台を上野駅ホームに設置して行われた。出発に際し、咆哮のように悲しくも力強く鳴り響く警笛、唸るように鳴り響くブロワー、最後の旅の出発を一歩一歩踏みしめるかのように静かにゆっくりと通過するジョイント音、そしてラストランを現場で見届けた約3,000人の地鳴りのような歓声等、あの日あの場所にあった“音”を忠実に再現している。様々な想いが巡った空気感をも、ありのままにご体感頂ける。

今回の「北斗星」ラストラン音源収録の試みは、これまでにない臨場感や音の広がりを楽しめるハイレゾ音源ならではの強みを、音楽だけでなく様々なところで愛されている“音”そのものにも活かしてハイレゾの素晴らしさを伝えたいという想いから、熱狂的な鉄道ファンとしても知られる音楽プロデューサー向谷実氏監修のもと行われた。

今回の件について、向谷実氏からコメントも届いている。

  ◆  ◆  ◆

「ハイレゾでこのような鉄道の音を収録してみて、これほど鉄道の音に向いているものはないなと思いました。左右だけではなく、上下、全体の奥行き感、リアルな迫力全てを感じ取ることができる。今まで聴いていた世界よりもずっと生々しく記録されるんです。“鉄道ファンで良かった”と感じる程の迫力で、音というのは奥が深いなと改めて感じさせられましたね。また今回、もう二度と来ない「北斗星」のラストラン収録という事で、入線から上野駅発車、上野駅到着、そして車庫に帰るまでの音を録りましたが、列車の発着に数々のドラマがあり、音で全ての情景が浮かぶんです。「北斗星」の最後の姿、それを見送るたくさんの人達の気持ちまで、この音を聴くことで想像できるんですよ。そんな素晴らしい瞬間をハイレゾ音源で遺し、このような形で世に出せた事はとても誇らしいし、今後も多くの鉄道ファンに語り継がれるものになるでしょう。音で新たな視野が広がるというのが、ハイレゾの世界にはあると思います。」

  ◆  ◆  ◆

さらに今回、「北斗星」だけでなく、機関車DF200-7000の音もハイレゾ音源化される。通常立ち入ることができない機関室における音を収録した大変貴重な音源で、鉄道の音とは思えない迫力で唸るエンジン音やメリハリあるアイドリング音、“タタン”と微かに聴こえてくる客車の牽引音など、独特な鉄道車両音から列車自体のメカニズムをも垣間見ることができる。“音鉄マニア”必聴だ。こちらも「mora」にて 3月27日(金)より数量限定無料配信される。

[向谷実氏 プロフィール]
音楽プロデューサー/ミュージシャン/株式会社音楽館代表取締役社長。
20歳で「カシオペア」のキーボーディストとしてデビュー。作編曲を数多く担当し海外でも高い人気を誇る。近年はニコ ニコ生放送による動画配信を積極的に導入し音楽の制作現場を中継。各方面から注目を浴び、配信された楽曲はiTunesでJ-POP部門連続1位を獲得、さらにはCD化され大きな話題となった。幼少期より熱狂的な鉄道ファンでもあり、1995年、世界初の実写版鉄道シミュレーションゲーム「トレイン・シミュレー ター」を開発。鉄道会社や博物館にその技術が高く評価され、業務用シミュレータの開発、製作を行っている。従来からの幅広い知識と切れ味鋭いコメントでテレビ・ラジオの出演も多数。




[配信情報 詳細]

各音源は数量限定の10,000ダウンロードとなります。
※各音源ダウンロード数が10,000件になり次第、終了とさせていただきます

[北斗星 ラストラン上野駅発着シーン]
1.2015年3月13日 上野駅 入線音
2.2015年3月13日 上野駅 出発音
3.2015年3月14日 上野駅 到着音
4.2015年3月14日 上野駅 車庫への回送出線音
(収録協力:JR東日本)

[機関車 DF200-7000]
1.アイドリング~加速~惰行~再加速音
2.減速~停止音
3.ハイアイドルモード切替え音

※ダウンロードページへのリンクなど、今回の配信に関する情報をまとめた「mora」特設サイト
http://blog.mora.jp/2015/03/27/hokutosei.html

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