【イベントレポート】アイドリング!!!13号 長野せりな卒業。「どうか、心か頭の端っこに置いてもらえると嬉しい」

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<アイドリング!!! 13号長野せりな卒業ライブ ぷにぷに・またね・だいすき>が3月28日に東京・渋谷公会堂にて行なわれ、同ライブをもって長野せりながアイドリング!!!を卒業した。

◆アイドリング!!!長野せりな 画像

この日のライブは2000人を動員し、チケットはSOLD OUT。ライブは長野が自ら考案したセットリストでアンコール3曲を含む全25曲が披露された。

ライブ前の囲み取材に登場した長野は、約一時間後に迫った卒業ライブについて「まだ全然実感がわかなくて。多分あとからじわじわくると思うんですけど」とコメント。自身の卒業ライブに加えた様々なプロデュースについてはまずセットリストについて「1曲目の『百花繚乱アイドリング!!!』は、2期生が入って初めて歌った曲なので絶対1番に入れたいと思っていて、それから次に2期生がメインボーカルをやった『ユキウサギ』ですね。あとは全体的に王道な曲構成にしました」と思い入れを語る。

セットリストと同様、「大学のレポートの傍らにやりました」という衣装デザインについても、こだわった部分を見せた。アニメ好きな長野らしく“アニメからそのまま出てきたような衣装”を意識しつつ、自身の被っている冠については「背が小さいので何かつけてほしいなと思って」と提案したデザインが再現されているそうだ。

長野はさらにライブのロゴデザインも担当している。こちらは収録の合間の10分間ほどでスタッフから画用紙とマッキーを手渡され、要請にあわせて3パターンほど出したものの一つ。「(私)ささいなことで病むんですけど、病んだらイラストをよく描いて気持ちを切り替えてたので。病み損はしなかったなと思います」

アイドリング!!!には7年間所属した長野せりなだが、アイドリング!!!での7年間についてきかれた際には「まさか7年間続くとは思ってませんでした。(続いても)2年ぐらいだろうと思っていた」とのこと。元々アイドリング!!!での活動も20歳になったら卒業すると決めていたそうだ。卒業を決めた際には元アイドリング!!!3号でリーダーを務めていた遠藤舞に報告し、「人前に立つプレッシャーがなくなるよ」という言葉を貰ったとのこと。また、一週間後の4月5日に卒業が決まっている23号の伊藤祐奈には逆に「最後の言葉をまとめておきな」とアドバイスしたという。

「今日はそんなに悲しむことを目的としているわけではないので、楽しんで、みんなでバイバイして、大好きなライブなので盛り上げて、花火のように散って終わりたいと思います。」──長野せりな

なお、最後に記者陣から出た「後継者に指名するなら?」という質問には、32号の関谷真由が指名された。「元々ザコキャラなんで、私より弱い立場の子が関谷ぐらいしか思いつかないので。なので、関谷でお願いします!」


ライブ開始後、ステージ上で長野せりなは以下のようにファンへ向け卒業の挨拶を行なっている。

「私がアイドリング!!!に入ったのは7年前の中学2年生の13歳で、本当にまだ、「大丈夫かな?」って人でした。「アイドルって何?」って状態から入った私がこうやって7年間もアイドルをできることはとてもすごいことだと思います。奇跡に近いことなんじゃないかなって思うんですね。迷ったこともあったしつらいこともあったし、正直やめたいなって思ったことも何度もあります。周りが全員敵に見えて味方が自分ひとりなんじゃないかなって思った時もあります。だけどこうやって7年間アイドルをやってこれたのは、メンバーもいてスタッフさんもいて、もちろん皆さんもいたおかげです。

アイドル始めた時はアイドル戦国時代なんて来るとも思ってなかったし、アイドルがこんなに文化になるとは思っていませんでした。この数年間でアイドルというカテゴリがすごい成長した気がします。そんな中の一人でいたことにすごい誇りを持ちますし、こうやって素敵なメンバーに会えたことも、スタッフさんに会えたことも、アイドリング!!!やってなかったら出会えてなかったかもしれない方々に会えたことも、みなさんに会えたのもこのアイドリング!!!に入ったおかげなんだなって思うと、ちょっと切ないものがあります。

これからはアイドルとしてステージに立つことはなくなりますけれども、長野せりなは頑張っていきますので、どうか、応援してほしいとは言えないんですけれども、心か頭の端っこに置いてもらえると嬉しいなと思います。今日は本当にありがとうございました。長野せりなでした」

長野せりなは今後、声優業に挑戦する形で活動を継続。囲み取材では気になる声優アーティストに田村ゆかりの名を挙げ「ライブでもMCがすごく面白くて、独自の世界観を持っていることに憧れます。」と尊敬の念を見せた。長野自身も声優アーティストとしてライブをするのでは?という記者陣からの声には「声優でやっているキャラのイベントに出るのは夢です」と緊張しながらもこれから挑戦する声優業への夢を明かした。

長野は4月27日には7年ぶりとなる写真集『TOKYO INCIDENT』を発売する。さらに今回の卒業ライブを収録したライブBlu-rayが7月1日に発売予定となっている。

◆アイドリング!!! オフィシャルサイト
◆BARKS Kawaii
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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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