【インタビュー】i☆Ris、名刺代わりの1stアルバム&ツアーで全国に愛を届けます!
メンバー全員が声優でありアーティストでもある、異色のユニット・i☆Ris。彼女達のアルバム『We are i☆Ris!!!』が4月8日に発売され、さらにその後は5都市7公演の全国ツアーもスタートする。現在、人気子供向けアニメ『プリパラ』で主題歌のみならずメインキャストをメンバー全員が担当し、さらにスマートフォン用ゲーム『ザクセスヘブン』にも全員で出演することが発表されるなど、ますます注目を集めるi☆Risだが、デビューから3年目に入って意外にもこれが初のオリジナルアルバム、全国ツアーとなる。しかもアルバムはいわゆるベスト盤的な内容ではなく、11曲中6曲が新曲という意欲作。そこに並々ならぬ思いが込められているのは明らかだ。完成したばかりのアルバムの内容について、そして来るツアーへの意気込みをメンバーに聞いた。
◆i☆Ris~画像&映像~
▲『We are i☆Ris!!!』TYPE-A盤 |
▲『We are i☆Ris!!!』TYPE-B盤 |
▲『We are i☆Ris!!!』TYPE-C盤 |
▲山北早紀 |
――先ほどPC用『ザクセスヘブン』の発表会も伺いました。『プリパラ』に続いてまた6人で出演となりますが、率直な感想は?
山北早紀(以下、山北):素直にうれしいです。『プリパラ』は女の子向けで明るい感じですが、『ザクセスヘブン』はそれとは正反対のシリアスな感じですし。
茜屋日海夏(以下、茜屋):これからどんな役を演じるかをお知らせいただける予定で、6人が『プリパラ』とはまた違って、どういう関わりかたをしていくのかというのも楽しみです。
――こちらも楽しみです。それでは『We are i☆Ris!!!』について伺います。アルバムはいつから制作していたのでしょうか?
芹澤優(以下、芹澤):2014年11月のライブ<i☆Ris 2nd Anniversary Live~Dream Evolution~>で制作を発表しましたけど、その時はまだアルバムを作ること以外は何も決まっていなくて。2014年末から2015年に入って本格的に作り始めました。
澁谷梓希(以下、澁谷):どの曲を入れるかといった話し合いを12月半ばくらいにしていた記憶が……。
芹澤:でも、それから最近(編注:3月中旬)までロゴとか細かいところをずっと決め続けていて、結構時間をかけて悩んで作りました。
――アルバム制作にどれくらいi☆Risメンバーは関わったのでしょうか?
山北:かなり関わりました。初めてのアルバムですし、“私達のことを知ってもらえる、名刺代わりになるようなアルバム”というコンセプトもあったので、タイトルとかも私達で決めましたし。シングルの収録曲や曲順、新曲はどんな曲が歌いたいかとか、全員で意見を出し合って、みんなが納得できるアルバムになりました。
茜屋:この『We are i☆Ris!!!』の“!”マークも“3年目だから3本にしよう”と決めて。
久保田未夢(以下、久保田):確か1本、2本、3本、6本、あとナシという選択肢がありました。
茜屋:“6本じゃ多いよね、どう考えても”みたいな。3本って言ったのは早紀さまです。さすがリーダー!
澁谷:そういったところも含めて、本当にアルバム制作にはこだわりました。個人的にはデュオ曲の早紀さまと歌っている「Believe in」という曲は、オケにも“ここのシンセサイザーはいらない”とか注文して。それだけに、本当に自信を持って届けられる1枚になったと思います。
――「Believe in」はR・O・Nさんが作曲&編曲ですよね。これまでのi☆Risにはない、かなり激しい曲です。
澁谷:私はこういう曲調を歌ってみたかったんです。すっごいかっこつけて歌っていて、気持ちよかったです。
山北:i☆Risで歌ってるときはハモリが多いんですよ。デュオ曲はソロパートが増えるぶん、メンバーひとりひとりの歌声が聴けるので、そういった面でも楽しめると思います。
――そのデュオ曲についてお伺いします。山北さん&澁谷さん、茜屋さん&若井さん、芹澤さん&久保田さんというペアはどういう風に決まったのでしょうか?
山北:自然にというか、よく分かれるペアがありまして、それですね。
芹澤:仲がいいというより、定期ライブをやっていたころにデュオで歌っていた時のペアです。その流れがあったので、もうこのペアで歌うのが当然、みたいな感じでしたね。
若井友希(以下、若井):音楽ジャンル的にも、かっこいい、かわいい、バラードチックと上手く分かれています。
――今回のデュオ曲もまさにそのとおりですね。先ほどの「Believe in」はかっこいい系ですし、「Love Magic」はド直球にかわいい系です。
久保田:いくつかの候補から選ばせていただきました。聴いている人が主人公で、ヒロインの私たちが取り合う三角関係のアニメっぽい曲調で、声優もしている私たちだからこそ歌える感じに仕上がりました。
芹澤:サビの“もっとぎゅっと”とか、台詞っぽく歌っていてその辺りですね。
――バラードの「流星」に関しては?
▲茜屋日海夏 |
若井:i☆Risでもなかなかないシンプルなバラードですが、私たちのよさが溢れていると思います。
――バラードは難しさもあると思いますが……。
若井:私はバラードのほうが得意ですね。
茜屋:私もバラードですね。
――では本当にこの組み合わせでよかったんですね。既存の曲について伺いたいのですが、シングルの表題曲でも収録されていないものもあります。
全員:めちゃくちゃ悩みました!
山北:本当に厳正な審査を乗り越え、見事選ばれた曲達です。
若井:i☆Risってシングル1枚に3曲が入っていることもあって、最近本当にたくさん曲が増えましたし。
芹澤:新しく聴いてくれた人はシングル曲が全部欲しいとは思いますが、ずっと応援してくれている人は新曲も聴きたいだろうなと考えて、こういうバランスになりました。
澁谷:でもCDに入っていない曲も、DVDにも入っているのもあるので、そちらを観ていただければ(笑)
若井:そうだね。しかもTYPE-AとTYPE-Bで収録曲が違うし、本当に全部観ていただきたいです。
※新アルバムは3種類あり、TYPE-AとTYPE-Bがそれぞれ異なるライブの模様を収録したDVDが付属、TYPE-CがCDのみとなる。
――選曲のポイントは?
芹澤:大事なところで披露してきた曲だったり、キーポイントになっていた曲を収録しました。ほかのシングル曲は、DVDを観て気になったらCDをポチっていただければ(笑)
――そういうことなら、「幻想曲WONDERLAND」が2曲目なのも納得感高いですね。
若井:それもこだわりで、1曲めは印象強いものにしたかったし、たくさんの人が私たちのことを知ってくれたきっかけでもある「Make it!」で。2曲目は個性的で、私たちの色が出ているものにしたくて「幻想曲WONDERLAND」にしました。
◆インタビュー(2)へ
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