【ライブレポート】ノエル・ギャラガー、鉄板ラインナップで究極のライヴ

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ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズのジャパンツアーが、4月6日(月)大阪・フェスティバルホールよりスタートした。

◆ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ画像

隅々まで観客で埋め尽くされたフェスティバルホールには、開演を待ち侘びる独特の高揚感が漂う。SEが止むのと時を同じくして、様々なホーンの音色と地鳴りのような効果音がクロスフェードし、暗転と共に満場のオーディエンスは総立ち! ギター、ベース、ドラム、鍵盤、そして3人のホーンセクションを従え、シンプルなネイビーのカットソーにジーンズ姿で、トレードマークのチェリーレッドのギブソン355を手にクールにプレイしていくノエル。ステージ後方に設置された巨大スクリーンには『チェイシング・イエスタデイ』のジャケットが映し出され、最新シングル「バラード・オブ・ザ・マイティ・アイ」「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・モーメント」など曲の進行に合わせ以降も代わる代わる表情を変えていくなど、視覚的にもドラマティック。セットリストも『チェイシング・イエスタデイ』のリリースツアーとは言え、前作から「イフ・アイ・ハッド・ア・ガン」「ドリーム・オン」「デス・オブ・ユー・アンド・ミー」等のヒット曲も惜しみなく投入されたメニューで、ソロとしての世界観が存分に堪能出来るのも嬉しい限りだ。


音響の良さには定評のあるフェスティバルホールというのもあるだろうが、ノエルのボーカルも絶好調で、とにかく歌が、ギターが鳴っている。また、『チェイシング・イエスタデイ』では、ホーンがフィーチャーされた『リヴァーマン』等で新たな一面を見せているが、ライヴでもホーンはその楽曲を彩るのに随所で一役買っている。そして、時より客席から寄せられる「ノエルー!」「兄貴ー!」といった歓声には、「今、マイクを交換するからファッキン静かにしろ」などといつものノエル節をかましながら、ステージ上はいたってリラックスムード。このツアーに向け心身共にバンドがしっかりとチューンナップされているのが分かる。

そして、やはり気になるところはオアシスの楽曲、というところだが、アコースティックギターを手にイントロをかき鳴らせば、会場からは待ってましたの大歓声が…!というシーンは幾度となく用意されているのでご安心を。瞬く星空をバックに大合唱する、“ドント・ルック・バック・イン・アンガー”の何とも胸を揺さぶられる!ソロはもちろん、オアシスのレパートリーも鉄板。自身のキャリアをたどる新旧の名曲群で、たっぷりと魅せてくれたノエルだった。


ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズのジャパンツアーは、大阪公演2日目となる4月7日(火)フェスティバルホール、9日(木)広島文化学園HBG ホール、11日(土)Zepp Fukuoka、13日(月)Zepp Nagoya、15日(水)・16日(木)日本武道館まで続く。

photo by Mitch Ikeda
Text by 奥“ボウイ”昌史

<ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ 2015来日公演>

大阪 4/7(火)フェスティバルホール SOLD OUT
広島 4/9(木) 広島文化学園HBG ホール <チケット残り僅か!>
福岡 4/11(土)ZEPP FUKUOKA SOLD OUT
名古屋 4/13(月)ZEPP NAGOYA SOLD OUT
東京 4/15(水)日本武道館 SOLD OUT
東京 4/16(木)日本武道館 <追加公演!>
http://smash-jpn.com/live/?id=2230



『Chasing Yesterday | チェイシング・イエスタデイ』

初回生産限定盤(CD2枚組)と通常盤の2形態発売|国内盤ボーナス・トラック収録(初回限定盤・通常盤共通)
初回生産限定盤(CD2枚組)¥2900+税 SICP-4395~6 ※仕様:ハードカバー・ブックレット+3方背ボックス
通常盤CD¥2400+税 SICP-4397 ※通常盤初回仕様:紙ジャケット
https://itunes.apple.com/jp/album/chasing-yesterday-deluxe-japan/id937681505?at=10l3PY

◆ノエル・ギャラガー・オフィシャルサイト
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