メガデス、『ラスト・イン・ピース』のラインナップ復活寸前だった

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ニック・メンザが寸前のところでメガデスへの再加入を辞した理由を明かした。メガデスは最近、ニュー・アルバムのレコーディングにラム・オブ・ゴッドのクリス・アドラーが参加することを発表したが、12月にデイヴ・ムステインの息子が公開した映像の中のドラマーはメンザだったという。この時点で彼はメガデスへ復帰するつもりでいたという。

◆キコ・ルーレイロ、デイヴ・ムステイン、クリス・アドラー画像

ムステインもその頃、「@Megadethファンにいま何が起きてるか知ってもらえたらいいんだが…君たち、すごくハッピーになるだろう!」とツィートしていたが、状況は一転してしまった。

メンザは月曜日(4月6日)、以下のような声明を出した。

「俺のファンたちへ。『Rust In Peace』のラインナップを復活させるべく、マーティ・フリードマンと俺がデイヴ・ムステインとデイヴィッド・エレフソンとリユニオンするのを期待していたみんなをガッカリさせるのは残念だ」

「俺は完全にメガデスへ復帰する準備ができていたし興奮もしていた。12月、サンディエゴにあるデイヴの家/スタジオへ行き、週末、ジャムした。全くもってクールだったよ。俺ら、一瞬にしてあのミュージック・ブルーヴを取り戻した」

「俺らは息がぴったりだ。魔法のようだ! そう、あれは俺だったんだよ。ジャスティン・ムステインがYouTubeで公開した顔が隠れた“ミステリー”ドラマーはね。その数週間後、NAMMの最中、俺ら全員とマネージャーのロンはアナハイムのレストランでディナー・ミーティングを開いた。ロンやマーティに会えたのは嬉しかった。俺ら、新作やツアーの計画について話し合い、俺は復帰に乗り気だし、それを最優先にすると宣言した。俺はワクワクしてたよ。デイヴが送ってくれたメガデスのニュー・ソング5曲をレコーディングするまでにね」



「家に戻ってすぐ、書面上の俺の条件をじっくり検討する時間を持った。とても不公平な取り決めだった。間違っている。彼らは、俺はバンドにとってなんの価値もないと考えていた。デイヴは俺のメールを遮断し、電話の番号を変え、そしてロンをバンドのマネージャーから解雇したようだ。俺の大好きなバンドの1つで、俺の生涯の功績の大部分を占めるっていうのに、公平な契約を求めるのを拒否された」

「俺は、このバンドのビジネスのやり方にはたまげたよ。バンドっていうのは、お互いをリスペクトする人たちの集まりだろ。忠誠心、仲間意識、そして何よりも礼儀と信頼だ! 俺はパペットじゃない。俺は品位と忠義、礼儀を持ち合わせている。それが俺だ!」

メガデスは今週、アングラのギタリスト、キコ・ルーレイロの加入も発表。マーティ・フリードマンの復帰も叶わなかった。

一方のメンザは、元メガデスのクリス・ポーランド(G)、ジェイムス・ロメンゾ(B)とニュー・プロジェクト(名前は未定)を始動した。

Ako Suzuki
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