【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.12「3人のチェリストとドラマー、アポカリプティカ」

最近日本でクロアチアの2CELLOSというイケメンチェロデュオがなにやら人気という話を耳にし、ならばフィンランドの3人のチェリストとドラマーからなるApocalyptica（アポカリプティカ）を改めて紹介したい。ちょうどタイムリーにフィンランド本国ではニューアルバム『Shadowmaker』が発売になったばかり。

◆アポカリプティカ画像


来日もしたことがあるので、フィンロックファンにはおなじみかと思いますが、まだ知らなかったという方にはぜひ聴いてもらいたい。Apocalypticaは3人のチェリストとドラマーから成るフィンランドのメタルバンド。1993年にのシベリウス音楽院で知り合った4人、エイッカ・トッピネン（Eicca Toppinen）、パーヴォ・ロトヨネン（Paavo Lötjönen）、マックス・リリヤ（Max Lilja）、アンテロ・マンニネン（Antero Manninen）により結成。1996年にメタリカの曲をチェロでカバーしたアルバム『Plays Metallica by Four Cellos』をリリース。1999年アンテロ・マンニネンがバンドを去り、ペルットゥ・キヴィラークソ（Perttu Kivilaakso）が加入。2002年にマックス・リリヤが脱退し、3人のチェリストのバンドに。2005年ドラマーとしてミッコ・シレン（Mikko Sirén）が加わり現在のメンバーになります。2CELLOSと大きく違うのはチェリスト2人はロン毛というとこ。好みもあるかと思うものの、見事なやわらかそうなロン毛で髪の毛をなびかせながら演奏する姿はなかなかイケメンであります。そしてこの3台のチェロとドラムで以外にも巧みに迫力あるサウンドが作りだされ、ギターやベースとは一味違ったチェロの音色が美しくもあります。


これまでのアルバムではゲストヴォーカリストが参加していたのですが、最新作『Shadowmaker』ではフランキー･ペレス（Franky
Perez）がヴォーカル担当。このニューアルバム発売後のツアーでも彼がヴォーカルで参加しています。今現在SIXX:A.M.と日本のVAMPSと共に北米ツアー中です。そしてツアー中チェリストの1人ペルットゥのFacebook（https://www.facebook.com/PerttuDiapermoleKivilaakso）になにやらおかしな映像がたくさんUPされてますのでぜひのぞいてみてください。ステージではおしゃれに決め、なかなかクールな彼ですが、この映像からすると以外にもお茶目な面を持ち合わせているような。そのApocalypticaのニューアルバム『Shadowmaker』日本盤はユニヴァーサルミュージックより4月22日発売です。




そしてこの秋にはなんとApocalypticaを始め世界的に成功したフィンランドの6バンド、HIM、Nightwish、Hanoi Rocks、Children Of Bodom、The Rasmusの記念切手"Million miles away"が発売になります。この6バンドの切手が1枚づつはめ込まれた切手シートの背景にはヘルシンキの伝統的クラブTavastiaのバックステージの壁がプリントされています。もちろんムーミンの切手もかわいいですが、この切手フィンロックファンにはたまらない。これはもう大量に買ってしまいそうです（笑）。フィンランドの切手はネットショップでも購入可能なので気になった方この秋要チェック！


文：Hiro
切手：Posti



◆【連載】Hiroのもいもいフィンランドまとめページ