ビル・ワード「オジーへの愛は封印」

ツイート

オジー・オズボーンに謝罪を求め、それを拒否されたビル・ワードがまたもや長文の声明を発表した。

◆ブラック・サバス画像

ワードは金曜日(4月17日)、再び、自分の体調に問題はなかったし、契約は不公平な内容だったと主張した。

1.公けの場で議論したくないと言う。しかし、アルバム『13』やツアーの際のインタビューでああいった発言を公けにしたのは君だ。俺は同じ形で返したに過ぎない。俺がなぜ声を上げたのか、その理由を忘れるな。もし君が個人的に僕と話し、自分の意見を述べていたら、俺たちは今こうしていない。

2.俺はレコーディングする準備も体調も整っていた。ギグのためには、もっと体調を整える必要があるのはわかっていたが、それは昔だって同じだ。そういった必要はあったし、俺はちゃんとやってきた。“ツアーに備える”ためトレーニングを始めるところだった。ツアーでプレイするために自分が何をしなくてはいけないのかわかっていたし、その仕度を整える自信はあった。俺は、全うできると信じていないかぎり、大規模なツアーをやる約束なんてしない。ファンに対しそんなことはしない。

3.肩の手術。あれは緊急を要する手術ではなかったし、サバスでドラムをプレイするのを妨げるものでもなかった。そういう類のものではない。俺は、ツアーが終わってから手術を受けることを選んでいただろう。でも、そんなことは起きなかったから、2013年秋に決行した。そのほかの手術に関しては、そうだ、予想外だった。でも、俺たちみんな、カーブボールが飛んで来るかもしれないのはわかっていたはずだ。君ら自身だって公演をキャンセルしなくてはならなかったわけで、このことは理解できるだろうし、仮定で人を責めることはないと思う。

4.“署名できない”契約は偽装行為ではない。事実だ。俺は自分の立場についてファンに正直になった。俺に対する君の意見は完全に実体がない。俺が参加しなかったことと何の関係もない。“署名しがたい”契約、それにつきる。もし俺が署名していたら、どうなっていただろう? オリジナルのラインナップでアルバムを作り、ツアーをしていたと、俺は想像する。

ワードは、当時、ツアーはともかく、「レコーディングをするのに自分にはなんの問題もなかった、問題があったならなぜ何度もリハーサルを続けたのか、なぜ2011年11月11日にオリジナル・メンバーでの再結成を発表しのか」などと不満をぶつけ、敵ではないとしながらも、「オズ、悪いが、愛を返すことはできない。君への愛は、2012年に君からの話が出始めたとき、心のどこかにしまい込んだ。真実を言っているといいながら嘘のコメントをしたり、無礼きわまる声明を出す人を愛するのは難しい」と述べた。

オジーは以前、ワードが再結成に参加しなかった理由の1つとして、彼の技量に疑問を抱いたと明かしていた。「ビルが来たとき、俺ら全員“彼は1時間半や2時間のギグが出来るのか? 大丈夫なのか?”って疑問を持たざる得なかった。俺は、セットを一通りやってみてどんな感じか見てみようって提案したんだ。すごく調子悪そうだったし、ドラムはバンドで1番過酷な仕事だからな」「スティッカーになる黄色いメモ用紙、知ってるだろ? あれをドラムのいたるところに貼り付けてたんだ。“ビル、一体これはなんのためだ?”って訊いたら、“自分のやることが覚えられない”って言うんだよ。“ドラム・キットに50万枚もの紙貼り付けて、どうやって覚えるんだ? どれ見るってんだ?”って訊いたら、“わかるはずだ”ってさ。もういいよ。俺はビルを解雇するつもりはない。でも同時に、俺ら、それに付き合う忍耐は持ち合わせてない」

オジーは先週、こういった過去の発言を訂正するつもりはないと公言した。

Ako Suzuki
この記事をツイート

この記事の関連情報