【ライブレポート】FEST VAINQUEUR、ツアーファイナルで5周年ライブ開催発表

FEST VAINQUEURが4月19日、梅田クラブクアトロにて＜FEST VAINQUEUR 2015 ONE MAN TOUR -西の果てまでイッテQUEUR-＞のファイナル公演を開催した。関西出身のイケメン5人組V系バンドにして技巧派バンドとしても知られているという彼らのステージは、その卓越した演奏力に惹かれる男性ファンも多く、会場には幅広いファン層が集まっていた。

◆FEST VAINQUEUR 画像

SEに乗せて、大歓声の中をメンバーが次々に登場するとライブは「NANIWA SAMBA」からスタートした。ライブの後半の盛り上げナンバーとして配置されることが多い同曲によるオープニングに、満員のオーディエンスの興奮度が一気に高まった。その興奮を一層高めるがごとく立て続けに「ヴァレンシアとヴァージニア」をフロアに叩きつける。HALの伸びやかなヴォーカルに乗り、GAKUとI’LLの超高速ツインリードギターソロも序盤から炸裂。そのテクニックには目を見張るばかりである。

中盤に配置された「熱き銃声のように」「God knows」ではHIROとKAZIのリズムセクションがボトムを支え、バンドの演奏を引っ張っていく。その安定した演奏が故に、フロントマン全員が自由に飛び回ることができるのであろう。スピード感のある楽曲でも聴かせるナンバーでも、彼らのずば抜けた演奏力を再認識出来る瞬間でもあった。

HALによるアットホームなMCは、過酷なスケジュールのなかで西日本を駆け回った満足感と充実感が伺えるもの。その雰囲気を切り裂くように、後半戦の激しい演奏が「Addiction-中毒性愛依存癖-」で切って落とされる。怒涛のパフォーマンスにフロアの熱気も急上昇。「現代的疑惑都市"DOUBT!!"」「BLAZE」と超絶テクニカルなギターソロもフィーチャーされるパフォーマンスにオーディエンスの興奮も頂点へと向かってゆく。そして、ドラマチックな展開を誇る「Rominiscence Driver」で、本編の幕は降りた。

ライブ本編が終了すると、ここでサプライズが。2015年2月に大阪・アメリカ村RIBIAステージで撮影された「NANIWAリスペクト ~Yah man！俺たちラガマフィン~」のミュージックビデオが初公開されたのだ。メンバーだけでなくファンの笑顔もたくさん詰まった映像に、会場が温かい雰囲気に包まるという一幕も。

アンコールで再びステージに登場したメンバーが奏でるはもちろこの曲「NANIWAリスペクト ~Yah man！俺たちラガマフィン~」だ。まだアルバム発売まで1か月以上ある曲とは思えない盛り上がりで会場一体となり、『通天閣のポーズ』を決めた。また、今回のツアーでは彼らのレパートリーの中からアコースティックアレンジされた楽曲が必ず披露される。アンコールでは春をイメージした「RAVE」をプレイし、大歓声の場内にメンバーも破顔一笑。その後、告知映像が流され、11月2日に大阪BIGCATでバンド結成5周年ライブ＜FEST VAINQUEUR　5th Anniversary　[555] -five-＞が開催されることが発表された。これにはフロアから大きな拍手が沸き起こった。

そして大ラスには彼らの代表曲とも言える「Σ-sigma-」を披露、大興奮の中ライブの幕は閉じた。最後にHIROから11月2日の5周年ライブは、チケット代を555円で行うことが告げられると、再び大歓声が起こった。FEST VAINQUEURは5月より、東日本縦断ツアー＜FEST VAINQUEUR 2015 ONE MAN TOUR ~東の果てまでイッテQUEUR~＞をスタートさせる。

■＜FEST VAINQUEUR　5th Anniversary　[555] -five-＞
11/2(月)大阪BIG CAT
詳細は後日発表






◆FEST VAINQUEUR オフィシャルサイト