【インタビュー前編】デヴィッド・カヴァーデイル「リッチー・ブラックモアと絆を取り戻したんだ」

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ホワイトスネイクの新作『ザ・パープル・アルバム』がいよいよ4月29日日本先行発売になる。そのタイトル通り、ディープ・パープルの名曲の数々をレコーディングした作品だ。1973年から1976年、若き日のデヴィッド・カヴァーデイルがデビューした第3期・第4期ディープ・パープルは『紫の炎』(1974)『嵐の使者』(1974)『カム・テイスト・ザ・バンド』(1975)という3枚のアルバムを発表、本作は彼らが生んできたクラシックスに、現在のホワイトスネイクが新しい命を吹き込んでいる。さらに本作は2012年に亡くなったジョン・ロード、そしてロック界から一歩退いているリッチー・ブラックモアへの敬意と感謝を込めたアルバムだ。

◆『ザ・パープル・アルバム』PV映像、デヴィッド・カヴァーデイル画像

稀代のカリスマ・ヴォーカリスト、デヴィッドはインタビューに応じ、過去と現在を繋ぐ『ザ・パープル・アルバム』、そして未来に向けての可能性について語ってくれた。前・中・後編に分けた長編インタビュー、前編では『ザ・パープル・アルバム』が制作されるまでの道のりについて訊いてみよう。

──あなたは毎日のようにツイッターで小ネタを書き込んでいますが、その裏でこんな凄いプロジェクトが動いていたとは驚きました!

デヴィッド・カヴァーデイル:うん、世界中のファンへのサプライズにしたかったんだ。ソーシャル・メディアに関わるようになったのは、バンドのギタリストだったダグ・アルドリッチの勧めだった。直接ファンの声を聞く、役に立つツールだってね。「そんなヒマはない。仕事があるし、時間があれば家族と共に過ごすよ」と、最初は否定的だったけど、実際やってみるとけっこう楽しいものだと気付いたんだ。ただ、ギャグの合間に、実はちょっとしたヒントを忍ばせていた。去年のクリスマスの時期に紫色のクリスマス・ツリーの写真を載せたり、スタジオに紫の照明をつけたり…勘のいいファンなら気付いたかも知れないね。
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