【ライブレポート】ベリーグッドマン、マエケン応援曲をツアーファイナルで初披露

3MCグループのベリーグッドマンが、4月11日の札幌よりスタートした＜“てっぺんとるぞ宣言”ツアー＞のファイナル公演を5月5日、名古屋CLUB QUATTROで開催。広島カープの前田健太投手が今シーズンより使っている新登場曲「1988 前田健太投手Ver.」をライブ初披露し、さらに秋のワンマンツアーの日程を発表した。オフィシャルからのレポートをお届けする。

◆ベリーグッドマン 画像

4月から地元のZIP FMでベリーグッドマンの冠番組『Talk Talk Talk(毎週月曜25時～)』が放送されている事もあって、この日の名古屋CLUB QUATTROは満員の観客で埋まった。

オープニングは「Good Time」。3人の美しいハーモニーでゆっくりとスタートし、徐々にヒートアップ。メンバーのMOCAが煽ると曲は一挙にアップテンポになり1曲目から会場を揺らす。勢いそのままで2曲目は「Brand New World」。オーディエンスが一斉にタオルを取り出し、曲に合わせてブンブンと振り回す。


アップチューンの連続で場内が興奮のるつぼになったところへ、7曲目に演奏した「君に願いを」は熱くなり過ぎた会場をクールダウンさせるかのようなバラードナンバー。HIDEXのソロから始まり、ベリーグッドマンの真骨頂とも言うべく美しいハーモニーが披露された。続いての「Happy Wedding」も3月にリリースした三声ハーモニーの美しさが映える曲だ。アップチューンからバラードへ、この緩急自在さがベリーグッドマンの魅力といえるだろう。

ここで舞台は暗転。明るくなったステージには鯉のぼりを持って広島カープのユニフォームに身を包んだ3人が表れる。こどもの日→鯉のぼり→カープ→マエケン！という3段落ちならぬ4段落ちネタで、「1988 前田健太投手Ver.」を、この日初めて披露。ベリーグッドマンと同世代の前田健太投手がブログで「1988」を紹介したのがきっかけとなり、両者の交流がスタート。今シーズンからマツダスタジアムのマエケン投手登板時に流れているのが、歌詞を書き換えて新録した「1988 前田健太投手Ver.」だ。マエケン投手はこの曲を発表した日に今シーズン初勝利を記録。また、この日の昼間の試合で登板し3勝目をあげるなど、マエケン投手にとってもゲンのいい曲となっている。

Roverの「同世代とみんなをフックアップして、ピースな日常をおくって行こう！」のMCで曲がスタート。MOCAの「ボクは中日ファンですけどね」の事前フォローが功を奏して、アウェー地である名古屋のファンにも受け入れられ、サビの「Whenever I respect for my マエケン」ではオーディエンスも一緒になっての大合唱。音楽が敵対チームを超え"フックアップ"した感動のコーナーであった。


ライブ後半戦となる11曲目には新曲「Youth Forever」が披露された。こちらはベリーグッドマン流の青春讃歌で、ディストーションギターをフィーチャーした、彼らにとっては珍しいデジタルロック調のサウンド。本編最後のMCで「ツアーもこれで終わります。さみしいけど、また、秋に会えます！」と秋の全国ツアーを発表」コンパスは逆さにするとPEACEマーク。自分がコンパスになってみんなを包み込む円を描きたい！」と最後に歌ったのは彼らのデビュー曲であり、平和への願いも込めて書かれた「コンパス」。サビでは観客全員がピースサインで大合唱した。

アンコールでは、ペンライトを振ってファン全員が「ファンファーレ」の替歌を歌いメンバーを呼び出す。ベリーグッドマンのファンお約束のコールに応え、ステージに再び表れたメンバーは、客席に背を向けファンと一緒に記念撮影タイム。ラストの「ミクロコスモス」では、彼らの持ち味である美しいハーモニーを最大に生かしたアカペラコーラスで始まり、じっくり聴かせるミディアムテンポのナンバーで締めくくった。



◆ベリーグッドマンオフィシャルサイト