フィンランドの“ヘヴィ・メタル戦闘獣”バトル・ビーストの女性ヴォーカリスト、ノーラ・ロウヒモへのインタビュー前後編の後編をお届けする。2015年4月、アルバム『アンホーリー・セイヴィアー』を引っ提げて来日公演を行った彼らの向かっていく先、そしてノーラのシンガーとしての原点について語ってもらった。

◆バトル・ビースト画像

──あなたがバトル・ビーストに加入したのが2012年の秋でしたが、それまでヘヴィ・メタルを歌ったことがなかったというのは本当ですか?『アンホーリー・セイヴィアー』やライヴでのパワフルなヴォーカルを聴くと、にわかには信じられませんが。

ノーラ・ロウヒモ:本当よ(笑)。でもヘヴィ・メタル・シンガーになることは、私の宿命だったと思う。これまでソウル、ジャズ、ブルース、ポップ…いろんなスタイルで歌ってきた。でも十代の頃からヘヴィ・メタルは聴いてきたし、バトル・ビーストのオーディションを受ける話が来たとき、最高のチャレンジだと思って奮い立ったわ。私の人生において、ちょうど人生の新しい挑戦を必要としている時期だったのよ。

──たとえばブルースでは、どんなアーティストの曲を歌っていたのですか?

ノーラ・ロウヒモ:マディ・ウォーターズとかエタ・ジェイムズ、ベッシー・スミス…やはり女性ブルース・シンガーの方が、自分の感情を込めやすいわ。今でもツアーに出ていないときは、地元のブルース・パブで飛び入りして歌うこともある。もちろんスタンダードも好きだけど、オリジナルのブルース・ソングも書いてみたいわね。もっと歳をとったら、バトル・ビーストでブルース・アルバムを作ったらいいかも(笑)。