T.M.Revolutionが5月13日、ニューアルバム『天』をリリースする。前アルバム『CLOUD NINE』から4年。その間に発表された「FLAGS」「Count ZERO」「突キ破レルーTime to SMASH!」「Phantom Pain」などのヒットシングルや限定配信シングルはもとより、新曲も充実の全15曲が収録されている。活動19年目、オリジナルアルバムとしては10枚目という記念碑にふさわしい聴き応え十分の濃密な1枚は、揺るぎない“らしさ”に加え、次なるステージへと向かう“現在進行形のT.M.Revolution”が感じられる仕上がりだ。

◆T.M.Revolution 画像

BARKSは4月下旬、西川貴教にインタビューを行なった。4月4日より<T.M.R. LIVE REVOLUTION ’15 –天->と題した47都道府県50公演の全国ツアーをスタートさせている西川曰く、「もはや“アルバムを聴き込んだからライブが楽しめる/聴いてないから楽しめない”というレベルの問題ではない」という。記念すべき10作目を完成させ、怒濤のライブ三昧の日々を送るT.M.Revolutionに、ツアーとアルバムについてじっくり語ってもらったロングインタビューをお届けしたい。

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■この4年間の集大成とかベストみたいなものにはしたくなかった
■その部分はすごく大事に作ったつもりです

──ニューアルバム『天』を引っ提げての47都道府県50公演ツアー<T.M.R. LIVE REVOLUTION ’15 –天->がすでに始まっていますが、現時点(4月21日)の手応えはいかがですか?

西川:まだまだこれからですけど、おかげさまでいいツアーになってると思います。

──今回はリリーススケジュールの関係上、アルバム発売日(5月13日)より前にライブを行っている場所もあって。そこで一足先にアルバムの曲を聴けた人たちはラッキーですね。

西川:う~ん、本当はちゃんとアルバムを聴いてからライヴに臨みたいっていう人が大多数だと思うんですけど。まぁ、期せずしてこういう形になってしまったので。

──リリース日が3月から5月に変更になったのは、より良いものを追求するために予定より時間をかけたということなんでしょうか?

西川:それもありますし、映画『ギャラクシー街道』の撮影期間が2月~3月に入っていたり、舞台もあったり。3月25日にリリースしますっていうインフォメーションは当初からさせていただいていたのですが、物理的な問題もあって、アルバムを作っていく上で予想以上に制作期間が必要だったということですね。

──ただ、5月13日はT.M.Revolutionのデビュー日ですし、1996年のデビューから19年の節目に記念すべき10thアルバムがリリースされるわけで、相応しいリリース日に大決定したともいえますよね。なにより、これだけ聴き応え十分の充実作ができたのですから。

西川:そう思ってもらえたらいいなと思います。ただ今日の時点では、まだみなさんにお届けできていないのでね。どんな反応が返ってくるかな?って。

──西川さん自身は『天』を作り終えた今、どんな感想をお持ちですか。

西川:本来アルバムっていうと、コンセプトとかテーマを決めて、1つのパッケージに仕上げていくじゃないですか。でも『天』はそういった作り方とはまったく逆でした。この4年間の既発シングルの数々を1つの作品にパッケージすることも前提となっていたので、どんなツラ構えのものにしていくかが難しかった。曲によっては本当に4年間のタイムラグがあったりするので、その距離感をどう埋めていくかっていう。

──ある意味、今作はシングル曲が柱になったともいえますか?

西川:いや、そうは思ってないです。ただ、シングルは単に自分が表現したいことだけではなくて、タイアップという性格上、クライアントの方もいらっしゃるので。そういう方々の想いを1曲1曲にきちんと込めるようにカタチにしていったものなので、それを1枚のアルバムにまとめるとなると自ずと大きい振り幅も生まれますし、もっというと一貫性の無いものになりかねない。

──なるほど。

西川:でも、この4年間の集大成とかベストみたいなものにはしたくなかったので、その部分はすごく大事に作ったつもりです。

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