エド・シーラン「エミネムのおかげで吃音が治った」

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アメリカの吃音協会America Institute For Stutteringが開催したチャリティー・イベント<Freeing Voices Changing Lives>で講演したエド・シーランは、子供のとき、エミネムのアルバムのおかげで吃音を克服できたと明かした。

◆エド・シーラン画像

「僕には、生まれたとき顔に大きな紫色のあざ、ポートワイン母斑があった。小さいとき、それをレーザーで切除したんだけど、ある日、麻酔薬を塗るのを忘れられてしまったことがあった。それ以来、どもるようになったんだ」

「叔父が父に、エミネムは次のボブ・ディランだって話をした。それで、父はそれがどんなものかも知らず、『The Marshall Mathers LP』を買ってきて、9歳の僕に与えたんだ。10歳までに、僕はそのアルバムにある全ての言葉を覚えたよ。彼のラップはすごく速くて、メロディーがあってバンバンって感じだった。吃音を克服するのに役立った」

また、「すごく、すごく変わった子供だった」というシーランは、彼と同じように吃音症に悩む子供たちに向け、「どもりは全く気にする必要ない。もし、君たちにヘンなところがあったとしても、心配しないで。学校で1番クールだった子は、いま、僕のとこで配管工事やってるよ。ホントだよ」「ありのままの自分でいて欲しい。自分の変わっているとこを受け入れて。変わっているのは素晴らしいことだ」と話したそうだ。

彼はこの日、スピーチを行い「Thinking Out Loud」をパフォーマンスしただけでなく、同協会へ2万ドル寄付したという。月曜日(6月8日)、NYで開かれたイベントには、同じく吃音症だった女優のエミリー・ブラントも出席した。

Ako Suzuki
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