島村楽器×Ibanezがコラボ、ドロップC対応の“ヘヴィ・サウンド”ロングスケールモデル「Ibanez SRGEX1 ＆ SRGEX2」

島村楽器は、星野楽器販売のブランドIbanezとのコラボレーションモデルとなるエレクトリック・ギター「Ibanez SRGEX1」「Ibanez SRGEX2」を発売した。

◆「Ibanez SRGEX1」「Ibanez SRGEX2」～画像～

「Ibanez SRGEX1」と「Ibanez SRGEX2」の特徴は「ヘヴィ・サウンド」。通常のギターよりもスケール（弦長）が長い26.5インチ(673.5mm)のエクストラロングスケールはダウンチューニングを意識した仕様。チューニングを下げた設定のいわば「変則的」なギターだ。出荷時のチューニングはドロップC（1～5弦が1音下げ、6弦のみ2音下げ)に設定されている。Djent（ジェント）と呼ばれるUSAメタルシーンに代表されるドロップチューニングは、近年若いギタリストの間にも普及しつつあるが、それを可能とするギターの選択肢は少ない。そこで登場したのが今回のコラボモデル。購入しやすい価格も注目だ。

「SRGEX1」は、ボディ材にアタック感に富んだ、バランスの良い音域特性を持つアッシュ材を採用。トップのみをマットブラック系の塗料で、サイド＆バックは艶消しナチュラルで塗り分けた。いずれも木材の特性を活かしたオープン・ポア・フィニッシュで仕上げていることから、キレのあるサウンドが魅力だ。


一方の「SRGEX2」は、ボディ材にナトー材を採用。マホガニー同様に豊かな中低域特性で知られるこの材を、木の質感そのままにオイル仕上げとした。色を付ける塗料よりも厚さの薄い仕上げのため、伸びやかなサウンドが特徴となっている。

両モデルの共通の特徴としてはまず、ピックアップに「Duncan/Ibanez」を採用。高い透明度を持ちながら、トーンを絞るとウォームな音色に大きく変化。伸びやかなサスティンも特徴だ。これをボディに直接マウントすることでよりダイレクトに音を響かせる。


ブリッジは「Gibraltar Standard II」を搭載。極限までに低くしたベース・プレートが従来品以上のロープロファイル化と、ピッキング＆ストロークにおけるストレスのない演奏感を実現。また、四方をボディに固定しており、優れたレゾナンスを発揮する。ネックはIbanezオリジナルシェイプの「Wizard III」。薄くややフラットなグリップ形状により究極のプレイアビリティを追求。また、ノントレモロ仕様により変則チューニングへの柔軟に対応。演奏する楽曲の幅も拡がる。

そして、個性的なルックスのリバースヘッド仕様は、弦の張力が通常とは異なる。特に重低音リフを演奏する際、低音弦側で得られる独自のテンション感が大きな魅力となっている。