Bad Cat、スプリングリバーブ&エフェクトループも搭載したハンドワイヤリングの真空管ギターアンプ「Bobcat」発売

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島村楽器は、「Bad Cat Bobcat 5R」(5Wモデル)、「Bad Cat Bobcat 20R」(20Wモデル)を発売した。

数々の著名アーティストにステージやレコーディングで愛用されてきた「Bad Cat」に、新たに「Bobcat」シリーズが加わった。「USA製」「ハンドワイヤリング」「Bad Cat専用セレッション製12インチスピーカー」「LEDロゴパネル」などの特徴を持ちながら、お求めやすい価格に。また、今までのモデルと比較してサイズダウンかつ軽量化(Black Cat30と比較して幅は610mmから521mmへ約15%小さく、重量は27.2kgから5R:約40%、20R:約33%の軽量化)。自宅練習やライブ使用など、幅広いシーンで使えるモデルとなっている。ボブキャット(=おもに北米に生息する小型のヤマネコ)の名の通り、小さなボディにパワフルなキャラクターを兼ね揃えたシリーズだ。

サウンド面では、プリアンプチューブに既存モデルの多くに採用されてきた「12AX7」と比較して、より甘いクリーン~オーバードライブサウンドを生み出す「6SL7」を、パワーアンプチューブに「6V6」を採用。カソードバイアス方式になっているので、真空管交換の際にもバイアス調整が必要なく、メンテナンスも容易だ。

サウンドキャラクターはヴィンテージテイストを基調としながらも、Bad Catらしい特徴的な高音域とパンチのあるクリーンサウンドをはじめ、ロックやブルースが映えるクランチからオーバードライブまで、すべての音域・音色においてBad Catらしい作り込まれたサウンドが楽しめる。そして、真空管アンプならではのピッキングニュアンスの再現性、ナチュラルなコンプレッションや歪みに変わる直前のブレイクアップ感など、ギタリストにインスピレーションを与える要素を網羅。回路はアメリカ・カリフォルニア州にあるBad Catの工房で一台一台ハンドワイヤリングで組まれ、クラスA設計となっているため、両モデルともにワッテージ数以上の音圧を作り出すことが可能だ。


▲サイズはいずれもH485×W521×D267mm。重量は5R(左)が16.3kg、20R(右)が18.1kg

機能面ではVOLUME/GAIN、TONE、REVERB、MASTERなどのオーソドックスなコントロールにプラスして、ヴィンテージアンプのようなゲインブーストを行う独自設計のRIP(アールアイピー)回路を搭載。幅広いサウンドをスイッチひとつで使い分けることができる。また、スプリングリバーブとエフェクトループも標準搭載するのも見逃せない。このほか、20Wモデルにはブーストスイッチとブースト時のトーンを調整するBOOST TONEコントロールを搭載。別売のフットスイッチを使えば演奏中にもバッキングとリードトーンを瞬時に切り替えられる。

製品情報

◆Bobcat 5R
価格:178,000円(税抜)
◆Bobcat 20R
価格:208,000円(税抜)
発売日:2015年6月6日

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