圧倒的ソウルフルボイスの小林幸子の声でボーカロイドを作り上げるのが新しい!

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言わずと知れた大物歌手、小林幸子がついにボーカロイドになった。

小林幸子は近年、一般的なイメージとはかけはなれたさまざまな活動を行ってきた。ニコニコ動画に歌ってみた動画を投稿したり、ボーカロイド楽曲のカバーアルバムを制作&コミックマーケット86で手売りしたり、さらにニコニコ動画でのカウントダウンライブ生配信や「ニコニコ町会議 全国ツアー2014」のファイナルとなる「檜原ニコニコ祭り」に参加しトリをつとめるなど、若者文化へ積極的にコミットしてきている。

こうした活動の核となっていたのが「小林幸子がボカロ曲をカバーする」という行為だったわけだが、ついに小林幸子そのものがボーカロイド化、活動は新たな展開を迎えることとなった。これからは小林幸子の声でボーカロイド楽曲が作られることになる。

小林幸子の声を元にしたボーカロイドライブラリは「VOCALOID4 Library Sachiko」として、パッケージ版が8月下旬より、先行ダウンロード販売が「VOCALOID SHOP」で7月27日より発売開始となる。その歌声は現時点ではまだ公開されていないが、「クリエイターの情熱を生々しく歌い上げる圧倒的なソウルフルボイスが特徴で、楽曲の中でひときわ存在感を放つ」と、期待させるウリ文句がプレスリリースには並んでいる。


▲専用ジョブプラグイン「Sachikobushi」では、本人の歌いまわしをカンタンに再現できる。

小林幸子の圧倒的な歌唱力の大きなファクターとなる「こぶし」や「しゃくり」をボーカロイドで再現するには、相当のテクニックが必要となることは容易に予想がつくが、それをカンタンにするための仕掛けも用意される。それが付属のジョブプラグイン「Sachikobushi」だ。ジョブプラグインとはボーカロイドの楽曲データに処理を加える機能で、ダイナミクスを調整する、音をスタッカートにする、語尾の音程を上げてアイドルっぽくするなどさまざまなプラグインがリリースされてきた。「Sachikobushi」は、小林幸子のこれまでの歌唱データから特徴を徹底的に分析、適用範囲を選択して「声の立ち上がり」や「揺れ幅」などの好みの効果を選ぶだけで、「小林幸子」の歌い方をカンタンに歌声に反映させることができる。

さらに楽曲を盛り上げる400を超える本人のボイスサンプルが付属するのも見逃せない。「歌います!」「レッツゴー」など定番の掛け声から、「それでは!お手を拝借うううぅ!」「降臨!」といった特殊なものまで、掛声や挨拶などが数多く収録。そして、製品ロゴの「Sachiko」の文字も「小林幸子」の直筆によるもので、まさに小林幸子100%な製品となっている。なお、イメージイラストは碧 風羽(みどり ふう)さん。

特設サイトではインタビュー&メッセージ動画を公開中。「私の歌ったことのない歌が、その人その人のプロデュースでできるのは楽しみ」とコメント。歌声については「そっくりです。私が歌ったんですから」と、自信を見せる。その実力は、7月27日公開予定のデモソングでチェックしよう。


製品情報

◆VOCALOID4 Library Sachiko(パッケージ版)
価格:オープン
発売日:2015年8月下旬◆VOCALOID4 Library Sachiko(ダウンロードbr>価格:オープン
発売日:2015年7月27日


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