グレン・ヒューズが吠える、ヴードゥー・ヒル最新作登場

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ヴードゥー・ヒルが11年ぶりとなる最新作『ウォーターフォール』を9月30日に日本先行で発売する。

◆ヴードゥー・ヒル画像

ヴードゥー・ヒルは、ヴォイス・オブ・ロックこと元ディープ・パープルのグレン・ヒューズと、イタリアが誇るギタリスト:ダリオ・モロによるハードロック&ヘヴィメタルプロジェクトだ。


1980年代からミュージシャン&プロデューサー/エンジニアとして活躍するダリオ・モロは、グラハム・ボネット&ドン・エイリー・バンドのツアーにギタリストとして参加、ラクーナ・コイル、アナセマ、スカイクラッドなどの作品を手がけるなど、ハード・ロック/ヘヴィ・メタル・シーンを多方面から支えてきた。そして現時点でダリオがアーティスト活動の両輪としているのが、トニー・マーティン(元ブラック・サバス)とのプロジェクト:ザ・ケイジ、そしてグレン・ヒューズとのヴードゥー・ヒルである。

2000年に活動を開始したヴードゥー・ヒルは、「1970~1980年代の正統派ハード・ロック/ヘヴィ・メタルを現代に蘇らせる」というコンセプトのプロジェクトで、『ヴードゥー・ヒル』(2000)、『ワイルド・シード・オブ・マザー・アース』(2004)と2枚のアルバムを発表した後は沈黙を保っていた。

ついに11年ぶりに復活、3枚目のアルバムとなる本作『ウォーターフォール』では前2作のハードでメロディアスな路線を受け継ぎながらスケール感をアップし、ダリオのギターはさらにブルージーなエモーションとトリッキーなテクニカル・フレーズが増し、リッチー・ブラックモアばりのソロを聴かせる「アンダーニース・アンド・ダウン・ビロウ」、マイケル・シェンカーを思わせる「ラスト・ドア」など、往年のハード・ロック/ヘヴィ・メタル・ファンのハートのツボを突くギター・プレイで魅せてくれる。

一方グレン・ヒューズのヴォーカルもディープ・パープルやトラピーズでみせたシャウトは今もなお健在であり、近年ブラック・カントリー・コミュニオンやカリフォルニア・ブリードでヴィンテージなハード・ロックに接近したことの影響によるものか、よりソウルフルなヴォーカルを披露している。近年ではガンズ&ローゼズのメンバー達とのスーパー・プロジェクト:キングス・オブ・ケイオスや、ダグ・アルドリッチ(ホワイトスネイク/ディオ/バーニング・レイン他)とツアーを行うなど活動も活発化しているが、本作でもその“ヴォイス・オブ・ロック”は冴え渡っている。

ダリオが“最もヘヴィで、最もストロング”と表現するヴードゥー・ヒルの最新作をお楽しみに。


【ミュージシャン】
グレン・ヒューズ(ヴォーカル)
ダリオ・モロ(ギター)
ダリオ・パティ(ベース/キーボード)
リカルド・ヴルーナ(ドラムス)
アンドレア・マイエラッノ(ベース)[M3,4,6]
ウラジミール・ルジチック・ケバック(ドラムス)[M7,9,11]

『ウォーターフォール』ヴードゥー・ヒル

2015年9月30日 日本先行発売
CD GQCS-90041/2,600円+税
1.オール・ザット・リメインズ
2.ザ・ウェル
3.ラトル・シェイク・ボーン
4.アンダーニース・アンド・ダウン・ビロウ
5.ウォーターフォール
6.カルマ・ゴー
7.イーヴル・シング
8.エルドラド
9.ホワイト・フェザー
10.サンフラワー
11.ラスト・ドア
12.ウォーターフォール - オーケストラル・ヴァージョン(日本盤限定ボーナストラック)

◆ヴードゥー・ヒル『ウォーターフォール』オフィシャルページ
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