【ライブレポート】CLΦWD、初ワンマンをソールドアウト。「理想郷へようこそ!」

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この流れからミディアムテンポで「四人五脚」が始まった。しっとりと歌い上げたと思ったら、後半からはウォールオブデスで大きな波が起きた。「夢の胸ぐら掴みに今行こうぜ。」という歌詞に合わせて KOUは猟平(B)の胸を掴む。そのままヒットナンバーの「セブンスセンス」へ。雰囲気が一気に切り替わり張り詰め、爆発的なジャンプで会場が揺れる。数々のバンドが生まれては崩れ、それを繰り返している。「形在るものは、いつかは崩れる。そんな曖昧な言葉は無くして。限りない道、君をOの理想郷へと」。この2サビ明けの歌詞からは一筋の光が見えた。もしかしたら、このバンドは終わらないバンドなのかもしれない、そう謳っているよう感じ取ることができた。


「お前達の傷付いた声を、傷付いたその心を置いていけよ!」KOU はそう叫ぶと「傷声」へ突入する。CLOWDで一番激しく、ダークな要素もある楽曲だ。先ほどの言葉に応えるようにオーディエンスも会場をアツくする。「今のメンバー、ファン、楽曲、全部が幼い頃に描いた理想郷なんです。そんな一つ一つが今僕の前に250という星達となって輝いています。そんな星空に願いをぶら下げて。聴いてください、「#夏の微熱」。」KOUがタイトルコールをして演奏がスタート。素敵なメロディラインにKOUの声がベストマッチしている。

「バンドが始まってからこんなに幸せな日はなかった。だけど俺だけが幸せだなんて嫌なんだよ。」そう言ってラストに演奏されたのは「キミトボクラ」。「君と僕ら、この一瞬が輝くように願うよ。」と歌詞にあるように、きっと会場に居た全ての人が同じことを願ったであろう。

CLOWDのメンバーはよく、「キャパシティなんてミュージシャンにとって一つの商業的な目安でしかない」と話す。1周年記念ワンマンライブをTSUTAYA O-WESTで開催する彼らは、その“目安”をクリアすることで名実ともに成長することを課題としているのではないだろうか。


<CLOWD 1st Anniversary ONEMAN LIVE 「名も無き明日はない」>

2016年1月7日(木)TSUTAYA O-WEST
OPEN 18:00/START 18:30
前売¥3,500 税込/当日¥4,000 税込(Drink代別)

[チケット発売情報]
A.e+一次先行プレオーダー お一人様4枚まで
受付期間:8月21日(金)12:00~8月31日(月)18:00
結果確認日:9月2日(水)13:00
入金期間:9月2日(水)13:00~9月4日(金)21:00
プレオーダー受付URL:http://eplus.jp/clowd/ (PC・携帯・スマホ)

■その他ライブ情報

<CLOWD Presents 庵 生誕祭 「MAKE SOME NOISE」>
2015年9月14日(月)EDGE IKEBUKURO

<CLOWD×DADAROMA 2MAN「溺れる微熱 -冬真生誕祭-」>
2015年11月21日(土)EDGE IKEBUKURO

<CLOWD×LOUD GRAPE 2MAN「クラウドグレープ」>
2015年12月25日(金)HOLIDAY SHINJUKU

<CLOWD Presents KOU Birthday「まだ年越せねぇ。」>︎
2015年12月30日(水)東高円寺二万電圧

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