【ライブレポート】ウルフルズ、魂揺さぶる「ヤッサ」

8月29日（土）、大阪・万博公園もみじ川芝生広場にてウルフルズの＜ヤッサへ15！ボンツビパーティー！！＞が開催された。

◆ウルフルズ画像

天候は曇りムシムシする暑さで、夕方から雨予報が出ていたものの、そこは晴れ男・ウルフルケイスケのパワーで持ちこたえる。お祭りムードの会場は、家族連れを含む幅広い年齢層で約1万8千人が集結となった。ウルフルズのTシャツを着たり、タオルを持ったり、うちわを持ったりと。それぞれのスタイルで、ヤッサを楽しんでいる。

万博公園に立てられる巨大なステージは毎年迫力があり、今回はメインステージから距離のある中央ステージも用意された。果たしてどんなライブを魅せてくれるのか、ステージを見るだけでテンションがあがる。開場と同時に続々とファンが押し寄せ、つい先日までは何もない芝生広場が人で埋め尽くされた。

15：35。いよいよライブがスタート。恒例のヤッサオープニング「世界の国からこんにちは」が流れると、会場は割れんばかりの大歓声。いよいよだ！前方左手から何やら宝箱のような箱が3つ運ばれてくる。ダンサー達が周りで盛り上げながら中央まで運び込まれ、スモークが上がり、宝箱が開かれると、その中からウルフルケイスケ、ジョンB、サンコンJr.が登場、ウルフルケイスケの「ウルフルズのボーカル、魂揺さぶる男、トータス松本！」の呼びかけで、メインステージ2階から大量のスモークが立ちあがり、トータス松本が現れた。

1曲目は新曲「ボンツビワイワイ」からスタート、42人のダンサーがステージを華やかに飾り、そのままウルフルズの夏の定番ソング「SUN SUN SUN‘95」をパフォーマンス、そして「バンザイ～好きでよかった～」へ。「バンザーイ！！」で1万8千人の手が挙がり、ものすごい光景が繰り広げられる。

最初のMCでは「毎年来てくれている人、初めて来てくれた人、毎年連れて来られちゃっている人、今年たまたま連れて来られちゃった人…（笑）、とにかくみんな来てくれてありがとう！」「2000年から毎年来てくれている人はいる？」「その頃は、ウルフルズもまだギリ若手やったんやけどね～」と、今年で12年目となるヤッサを振り返りながら「全力で心を込めてやるから、最後まで楽しんで行ってください」と意気込みを語った。

ステージ転換後は中央ステージへ移動し、ウルフルケイスケの50歳を記念して1人の弾き語りで「君にささげよう」が披露された。メンバーが再びジョインし4曲をパフォーマンス。いつもはライブのラストで歌う「いい女」が、この中央ステージで繰り広げられた。

メインステージに戻り、9月9日発売のニューアルバムに収録される「ロッキン50肩ブギウギックリ腰」がパフォーマンスされた。

「昨年の「ONE MIND」ツアーを回っていた時に、お客さんの楽しそうな感じを見て、そこからアルバムのイメージが出来て「ボンツビワイワイ」が完成しました。みんなと一緒に作ったようなもんやね」

怒涛の後半戦はアッパーな楽曲が続き、会場のテンションは上がりっぱなしとなった。「大阪ストラット」では、曲間でメンバー紹介をはさみ、「六甲おろし」を歌いってジェット風船を発射、会場は風船の色で彩られ綺麗な光景が広がった。その後「ええねん」「それが答えだ！」「ガッツだぜ！！」「バカサバイバー」と駆け抜け、1万8千人の歓声が響き渡る。炎が上がり、ウルフルケイスケのギター、ジョンBのベースの先端から花火が吹き出し、ステージからも大量の花火が噴射、本編では21曲が披露された。

Tシャツに着替え、アンコールでは、炎の演出の中で「ヤングソウルダイナマイト」「あーだこーだそーだ！」をパフォーマンス、最後は「あついのがすき」で会場とのコール＆レスポンスが繰り広げられた、1万8千人とメンバーが一体となり、ヤッサ恒例の花火が打ちあがり、2015年の「ヤッサ」の幕を閉じた。




◆ウルフルズ・オフィシャルサイト