【ライブレポート】夏の興奮と熱狂、そして切なさ。浜崎あゆみのステージで2015年の<a-nation>閉幕

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常夏ムードのオープニングSE、メンバー紹介のVTRで早くも客席が一気に沸きあがったAAA。花柄のような華やかな衣装で登場すると、「雨に濡れてく準備はできてるかー?」と日高光啓が煽って、1曲目は7ヶ月連続リリースの第7弾シングル「LOVER」。長い髪をなびかせながら、宇野ちゃんがにこやかにハートマークを作って、ステージからはハッピーなオーラが溢れだす。

一転、黄色い歓声とともに、いつの間にかサングラスを外した西島隆弘の歌声が広大な空間に響き渡る。「恋音と雨空」と「さよならの前に」。それは天気までも演出に用いたかのような、もしくは雨空がAAAのライブを彩ったかのような、うちわ型ライトのブルーの光と少しの切なさが、器のような形をしたスタジアムをそっと満たしていく。

とはいえ、<a-nation stadium fes.>東京公演といえば、この夏の最後のお祭り。空気を一気に変える「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」で、AAAは会場全体がタオル回しを始めるという圧巻の光景を作り上げてみせたのだった。


「Wolf」のパワフルなパフォーマンスでボルテージを一気に爆発させるのは、11月には東京ドームと京セラドームで各3日間公演が決定しているEXO。ちなみに海外アーティストがデビューから3年7ヶ月で両ドーム公演を開催するのは、史上最速記録でもある。

「今本当にワクワクしています。みなさん、最高に綺麗です。みなさん、愛してまーす!」と、ソロパフォーマンスを披露したカイが挨拶するなど、日本でのリリースこそまだないものの、アジア圏ではすでに大人気の彼ら。韓国での最新曲「Love Me Right」などを次々に披露して、ステージをところ狭しと動き回りながら、初登場となった<a-nation stadium fes.>の味の素スタジアムを熱狂させる。

さらにベクヒョンが、EXOの日本でのシングルリリースが11月4日に決定したことを報告。歓喜の声を上げるオーディエンスを見ながら「11月、ドームにもぜひ遊びにきてください。」と、嬉しそうに話していた。
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